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これは宝石。完全7色スペクトルの模式標本。ピースタイプの標本として最高峰です。(Ammolite)/【al126】
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完全7色スペクトルの模式標本アンモライトが出ました。ピースタイプの標本として最高峰です。
この標本は、実際みると歓声がわきますよ。表面の質感が加わって、写真で見るよりずっと感動します。
切れ目のない表面のアラゴナイト層とそこから発色される色あい、すごいとしかいいようがありません。
左上から右下にかけて、斜めに流れる表面の模様にもご注目。すこしうねり感があるのが確認できますでしょうか。
この凹凸感がいいんです。0コンマ何ミリの世界だと思いますが、表面の筋のようなうねりがあることで、これがアンモナイトという生物であったことを思い出させてくれます。
希少色青、藍色、そしてグリーン、黄色、赤と交互に遊色が続きます。まるで十二単を羽織っているかのような重ね着状態。
幅約6㎝ですが、輝きが強いためか、それより大きく感じます。すでにこれより大きなアンモライトをお持ちの方も、もしかすると、存在感において本標本が一瞬で凌いでしまうかもしれません。
だんだんグリーンへ変化していきます。
そして藍色へ。
下の写真と見比べてみてください。
ガラっと印象が変わります。色遊びするには最高。
標本はしっかり保護材でコーティングされていますので安心ですが、3mmの厚みです。優しく扱っていただけると嬉しいです。ドイツの鉱物学者モースによる「モース硬度」でいえば、アンモライトは10段階のうち4という、比較的やわらかいほうにカテゴライズされます。
直射日光が当たり続けるところは避けて飾っていただければと思います。希少性の高いハイクオリティアンモライトです。長きにわたって大事にしてもらえれば幸いです。
商品スペック
商品ID | al126 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | これは宝石。完全7色スペクトルの模式標本。ピースタイプの標本として最高峰です。(Ammolite) |
産地 | Albert, Canada |
サイズ | 6cm×4.2cm×0.3cm |
商品解説 | これは宝石。 完全7色スペクトルの模式標本。ピースタイプの標本として最高峰アンモライトが登場しました。 目に飛び込んでくる色彩は鮮やかすぎるほど鮮やか。 強い発色の赤、青、黄、緑、黄緑、藍色、紫と、フルスペクトルに輝きます。 アンモライト表面のアラゴナイト層の保存状態が抜群。 表面全体がカラフルに密に光る一級アンモライトです。 |
アンモライトとは?
アンモナイトの中で、特に虹色に光り輝く化石を「アンモライト」と言います。1981年にCIBJO(国際貴金属宝飾品連盟)によって正式に宝石に認定されました。
世界で唯一、カナダだけ
アンモライトは、カナダのアルバータ州でしか産出されません。この採掘場だけ、圧力・温度・周りの岩石の成分が最高のバランスを保ちアンモナイトを1億年かけて虹色に輝かせました。
薄い・もろい・少ない、だから価値がある!
アンモライトの殻は数mm程度でもろく、無損傷の感全体は数十万~数百万円で取引されています。価値はもちろんサイズと遊色度合いに依存します。原石のカケラや、カケラを加工した装飾品が一般に市場に出ています。
地球がつくった最高傑作
アンモライトは見る角度を変えると様々な色に光ります。これを遊色と言います。1億年の歳月を感じながら手にとって眺めていると時間の経つのも忘れてしまいます。
アンモライトをつくった大自然、アルバータ州の国立公園
アルバータ地方でのアモンライトの採掘現場。
画像「ammolite」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
さらに詳しいアンモライトのこと
白亜紀後期のカンパニアン紀、北アメリカ大陸のベアパウ層とよばれる地層で保存された、光輝くアンモナイトのことを「アンモライト」と呼びます。
どこで採れる?
アンモナイトが数千万年の時を経て宝石化したものを、人々は特別に「アンモライト」と名付けたのは、そう昔のことではありません。古代の世界中の海にアンモナイトは存在すれど、アンモライトと呼べる石は、北米のBeapaw層だけで見つかっているごくかぎられたアンモナイト化石です。ベアパウ(Beapaw)層は、カナダ西部のアルバータ州とアルバータ州の東側に位置するサスカチュワン州を経て、さらに南に下ったアメリカのモンタナ州に至る地層です。この地層だけに、宝石の輝きをもつアンモライトが眠っています。
なぜアンモライトはできた?
ロッキー山脈が走る北米大陸の内陸部にあたるベアパウ層からなぜ、海中生物であるアンモナイト(のちにアンモライト)が発見されるのでしょうか?それは、白亜紀当時、北米大陸には内陸に内海が存在したからです。西部内陸海道(WesternInteriorSeaway)と名付けられた内海は、白亜紀中期から後期、海進により、ロッキー山脈を境界にして大陸を東と西に二分する巨大な海でした。東をアパラチア(Appalachia)大陸、西をララミディア(Laramidia)大陸とよんでいます。その後、隆起によって海岸線が後退して、海の中にあった地面が陸上にあらわれてきます。いわゆる海退が起こると、アンモナイトは粘土質のベントナイトという層に堆積して埋もれることになったわけです。
アンモライトは粘土に覆われてできた
現在では、軟膏や化粧品、猫の砂にも用いられるベントナイトとよばれる粘土ですが、この粘土質に覆われたのが良かったのです。アンモライトにとっては、殻の表面のアラレ石(アラゴナイト)を変質されることなく保存でき、方解石に変わることなく、鉄やマグネシウムといった鉱物に置換することができたのです。