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濃い赤とシックなブラウンの輝きを見せるアンモライト/【al106】
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レッド&シックブラウンを楽しみたいならこれ!幅広アンモライトの登場です。
6cm×4cmの面がこのように強い発色をみせてくれるのが本標本の特徴です。赤色といっても、少し茶色がかった、ワインがかった色あいで、シックな大人の雰囲気を漂わせています。
切れ目なく遊色します。
基調色は赤なのですが、このようにグリーンがちらちらっとさり気なく光ってくれ、心にくい演出をしてくれています。
アンモライトは、別名アーポアク(Aapoak)という名前が与えられています。
アーポアクの意味は「ありふれた石」。なぜこんな不可思議な意味がついたのでしょうか?
アーポアクの名付け人は「?カイナー族」という先住民です。かれらは、アンモライトが埋まっている堆積層の、半分ちかくを居住区とする部族なのです。
カイナー族が住んでいる辺りを掘れば、美しい石たちがごろごろと出てきたということでしょう。それにしても、このような宝石に囲まれているカイナー族はなんて幸運なのでしょうか。
いまではありふれた石とは呼べないアンモライト。アンモライトは、アルバータ州の法律によって、採掘量が年間厳しく取り決められています。
アンモライトをカナダが誇る商用化石として成り立ちはじめたのは、ここ30年間足らずです。現在では、採掘された土地に対し、カイナー族にロイヤリティを支払うといった形をとっています。多くのカイナー族はアンモライトに関わる仕事に従事しているのです。
強く濃い発色を見せてくれます。本標本、傾けて光の入れ方を変えると、ブラウン色が現れます。
これぞ、生物活動によって作り出された宝石です。緑がかったブラウン色の色合いもぜひお手元でお楽しみください。
商品スペック
商品ID | al106 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 濃い赤とシックなブラウンの輝きを見せるアンモライト |
産地 | Albert, Canada |
サイズ | 横6cm / 縦 4cm / 奥行き 1cm |
商品解説 | 濃い赤とシックなブラウンの輝きを見せるアンモライト片の登場です。 カナダ、アルバータ州のアンモライトは、宝石に認定されています。 本標本は強く濃い赤が特徴のアンモライト片で、6×4cmの全面が輝きます。 濃い赤からブラウン色への変化もお楽しみください。 |
アンモライトとは?
アンモナイトの中で、特に虹色に光り輝く化石を「アンモライト」と言います。1981年にCIBJO(国際貴金属宝飾品連盟)によって正式に宝石に認定されました。
世界で唯一、カナダだけ
アンモライトは、カナダのアルバータ州でしか産出されません。この採掘場だけ、圧力・温度・周りの岩石の成分が最高のバランスを保ちアンモナイトを1億年かけて虹色に輝かせました。
薄い・もろい・少ない、だから価値がある!
アンモライトの殻は数mm程度でもろく、無損傷の感全体は数十万~数百万円で取引されています。価値はもちろんサイズと遊色度合いに依存します。原石のカケラや、カケラを加工した装飾品が一般に市場に出ています。
地球がつくった最高傑作
アンモライトは見る角度を変えると様々な色に光ります。これを遊色と言います。1億年の歳月を感じながら手にとって眺めていると時間の経つのも忘れてしまいます。
アンモライトをつくった大自然、アルバータ州の国立公園
アルバータ地方でのアモンライトの採掘現場。
画像「ammolite」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
さらに詳しいアンモライトのこと
白亜紀後期のカンパニアン紀、北アメリカ大陸のベアパウ層とよばれる地層で保存された、光輝くアンモナイトのことを「アンモライト」と呼びます。
どこで採れる?
アンモナイトが数千万年の時を経て宝石化したものを、人々は特別に「アンモライト」と名付けたのは、そう昔のことではありません。古代の世界中の海にアンモナイトは存在すれど、アンモライトと呼べる石は、北米のBeapaw層だけで見つかっているごくかぎられたアンモナイト化石です。ベアパウ(Beapaw)層は、カナダ西部のアルバータ州とアルバータ州の東側に位置するサスカチュワン州を経て、さらに南に下ったアメリカのモンタナ州に至る地層です。この地層だけに、宝石の輝きをもつアンモライトが眠っています。
なぜアンモライトはできた?
ロッキー山脈が走る北米大陸の内陸部にあたるベアパウ層からなぜ、海中生物であるアンモナイト(のちにアンモライト)が発見されるのでしょうか?それは、白亜紀当時、北米大陸には内陸に内海が存在したからです。西部内陸海道(WesternInteriorSeaway)と名付けられた内海は、白亜紀中期から後期、海進により、ロッキー山脈を境界にして大陸を東と西に二分する巨大な海でした。東をアパラチア(Appalachia)大陸、西をララミディア(Laramidia)大陸とよんでいます。その後、隆起によって海岸線が後退して、海の中にあった地面が陸上にあらわれてきます。いわゆる海退が起こると、アンモナイトは粘土質のベントナイトという層に堆積して埋もれることになったわけです。
アンモライトは粘土に覆われてできた
現在では、軟膏や化粧品、猫の砂にも用いられるベントナイトとよばれる粘土ですが、この粘土質に覆われたのが良かったのです。アンモライトにとっては、殻の表面のアラレ石(アラゴナイト)を変質されることなく保存でき、方解石に変わることなく、鉄やマグネシウムといった鉱物に置換することができたのです。