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赤色の発色が良く、光によって緑色も美しく現れるアンモライト片/【al077】
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発色が強いアンモライトです。
少しの光を当てただけでこのように光ります。赤色が主ですが、オレンジやグリーンがアクセント色になっています。
赤色と一言でくくれないほど、血のように濃い赤、臙脂色のように深い赤、オレンジに近い赤と、バリエーションが非常に豊かです。
濃いですね。当てている光はごく弱いのですが、この輝きです。
オレンジ、グリーン、ブルーへと続くグラデーションが何ともニクい演出です。赤に華を添えていますね。
全体はこのような形です。大人の手の平にちょうどおさまるサイズです。
なぜそんなに
輝いているのでしょう…!
角度を変えていきます。グリーンに変化していきます。
同じ標本とは思えません。同じ標本なのですが。グリーンに変化しています。
また元に戻りました。
本標本は、手にもって色の変化を満喫するのにもってこいのアイテムといわせていただきたいのです。
もちろん鑑賞用として置いておくにも、コンパクトで場所をとりません。
イエローが美しく出るときもあります。一体次は何色が出てくるのだろうと手首をくるくる返して色見つけをしてしまいます。
発色が良く、「これぞアンモライト」といった感じなので、プレゼントにも最適です。
下の写真とお比べください。同じアンモライトです。
商品スペック
商品ID | al077 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 赤色の発色が良く、光によって緑色も美しく現れるアンモライト片 |
産地 | Albert, Canada |
サイズ | 幅 8cm / 高さ 6cm / 厚み 4cm / 375g |
商品解説 | 発色が良いアンモライト片です。 特に赤の色が濃くでます。 本標本の特徴は、光の当て方によって、赤色に輝いていた部分が一瞬にして目の覚めるようなグリーンに変化するところです。 まさに変幻自在なアンモライト片です。 本標本は自然光に当て、手にとってあらゆる角度からご覧になることをおすすめいたします。 通常は赤系の色がよく出ていますが、見る角度を変えてグリーンを確認できたら、希少な青色も若干浮き出てきます。 サイズは手の平にすっぽりおさまる程度で、鑑賞にはもってこいの大きさです。コンパクトでどこにでも置くことができる上、発色が良いのでしっかり主張はしてくるタイプです。 |
アンモライトとは?
アンモナイトの中で、特に虹色に光り輝く化石を「アンモライト」と言います。1981年にCIBJO(国際貴金属宝飾品連盟)によって正式に宝石に認定されました。
世界で唯一、カナダだけ
アンモライトは、カナダのアルバータ州でしか産出されません。この採掘場だけ、圧力・温度・周りの岩石の成分が最高のバランスを保ちアンモナイトを1億年かけて虹色に輝かせました。
薄い・もろい・少ない、だから価値がある!
アンモライトの殻は数mm程度でもろく、無損傷の感全体は数十万~数百万円で取引されています。価値はもちろんサイズと遊色度合いに依存します。原石のカケラや、カケラを加工した装飾品が一般に市場に出ています。
地球がつくった最高傑作
アンモライトは見る角度を変えると様々な色に光ります。これを遊色と言います。1億年の歳月を感じながら手にとって眺めていると時間の経つのも忘れてしまいます。
アンモライトをつくった大自然、アルバータ州の国立公園
アルバータ地方でのアモンライトの採掘現場。
画像「ammolite」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
さらに詳しいアンモライトのこと
白亜紀後期のカンパニアン紀、北アメリカ大陸のベアパウ層とよばれる地層で保存された、光輝くアンモナイトのことを「アンモライト」と呼びます。
どこで採れる?
アンモナイトが数千万年の時を経て宝石化したものを、人々は特別に「アンモライト」と名付けたのは、そう昔のことではありません。古代の世界中の海にアンモナイトは存在すれど、アンモライトと呼べる石は、北米のBeapaw層だけで見つかっているごくかぎられたアンモナイト化石です。ベアパウ(Beapaw)層は、カナダ西部のアルバータ州とアルバータ州の東側に位置するサスカチュワン州を経て、さらに南に下ったアメリカのモンタナ州に至る地層です。この地層だけに、宝石の輝きをもつアンモライトが眠っています。
なぜアンモライトはできた?
ロッキー山脈が走る北米大陸の内陸部にあたるベアパウ層からなぜ、海中生物であるアンモナイト(のちにアンモライト)が発見されるのでしょうか?それは、白亜紀当時、北米大陸には内陸に内海が存在したからです。西部内陸海道(WesternInteriorSeaway)と名付けられた内海は、白亜紀中期から後期、海進により、ロッキー山脈を境界にして大陸を東と西に二分する巨大な海でした。東をアパラチア(Appalachia)大陸、西をララミディア(Laramidia)大陸とよんでいます。その後、隆起によって海岸線が後退して、海の中にあった地面が陸上にあらわれてきます。いわゆる海退が起こると、アンモナイトは粘土質のベントナイトという層に堆積して埋もれることになったわけです。
アンモライトは粘土に覆われてできた
現在では、軟膏や化粧品、猫の砂にも用いられるベントナイトとよばれる粘土ですが、この粘土質に覆われたのが良かったのです。アンモライトにとっては、殻の表面のアラレ石(アラゴナイト)を変質されることなく保存でき、方解石に変わることなく、鉄やマグネシウムといった鉱物に置換することができたのです。