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両面あり!裏と表で全く表情が違う、一挙両得なアンモライト片/【al028】
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ライトグリーンをベースカラーとして、鮮やかな発色のアンモライトです。この標本の特徴は、青リンゴ色のグリーンを発する面が平面で平べったく、シンプルな構造をしているため、そこばかりに目がとらわれがちなところです。逆にいえば、それほどストレートで強い青リンゴ色を発します。
この部分のクリーンさは凄いです。
こちらはやや濃いめのグリーン。
黄色からグリーンのグラデーションを確認できます。
ここのグリーンはほんとにシンプルアンドクリーン。強いです。
中央のレッドは光の当たる角度によってはグリーンへと変貌。
ここは象徴的です。左のグリーンがつよすぎて、その周辺のレッドがかき消されています。周辺も淡いレッドで覆われているのですよ。
緑の発色がよすぎてハイライトします。
光をかなり(自然光並みに)押さえても、この通り強い青リンゴ。
コントラストが凄い。
ほんとに強い発色。
光の当てる角度を変えるとイエローに近くなります。
な、な、なんと、この標本には裏がありました。裏は朱色がメインで、とたんの大人の色合いになります。
裏面も結構バラエティに富んでいます。
ここなんか、かなり面白いですよ。
商品スペック
商品ID | al028 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 両面あり!裏と表で全く表情が違う、一挙両得なアンモライト片 |
産地 | Canada |
サイズ | 横9cm / 高さ5cm / 奥行き4cm / 350g |
商品解説 | 緑が鮮やかなアンモライト片です。 立体的な形状が特徴で、光の当たる角度によって、緑が明るくなったり暗くなったりします。 350gと母岩の重量も十分にありますので、インテリアとして、そのまま置くだけで展示できます。 緑の好きな方にはもってこいのアンモライト片です。 さらには両面あります!! 裏には、朱色をメインとする、違うワールドが広がっています。 本当の意味で、1つで2つ分の価値があるアンモライトと言えます。 |
アンモライトとは?
アンモナイトの中で、特に虹色に光り輝く化石を「アンモライト」と言います。1981年にCIBJO(国際貴金属宝飾品連盟)によって正式に宝石に認定されました。
世界で唯一、カナダだけ
アンモライトは、カナダのアルバータ州でしか産出されません。この採掘場だけ、圧力・温度・周りの岩石の成分が最高のバランスを保ちアンモナイトを1億年かけて虹色に輝かせました。
薄い・もろい・少ない、だから価値がある!
アンモライトの殻は数mm程度でもろく、無損傷の感全体は数十万~数百万円で取引されています。価値はもちろんサイズと遊色度合いに依存します。原石のカケラや、カケラを加工した装飾品が一般に市場に出ています。
地球がつくった最高傑作
アンモライトは見る角度を変えると様々な色に光ります。これを遊色と言います。1億年の歳月を感じながら手にとって眺めていると時間の経つのも忘れてしまいます。
アンモライトをつくった大自然、アルバータ州の国立公園
アルバータ地方でのアモンライトの採掘現場。
画像「ammolite」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
さらに詳しいアンモライトのこと
白亜紀後期のカンパニアン紀、北アメリカ大陸のベアパウ層とよばれる地層で保存された、光輝くアンモナイトのことを「アンモライト」と呼びます。
どこで採れる?
アンモナイトが数千万年の時を経て宝石化したものを、人々は特別に「アンモライト」と名付けたのは、そう昔のことではありません。古代の世界中の海にアンモナイトは存在すれど、アンモライトと呼べる石は、北米のBeapaw層だけで見つかっているごくかぎられたアンモナイト化石です。ベアパウ(Beapaw)層は、カナダ西部のアルバータ州とアルバータ州の東側に位置するサスカチュワン州を経て、さらに南に下ったアメリカのモンタナ州に至る地層です。この地層だけに、宝石の輝きをもつアンモライトが眠っています。
なぜアンモライトはできた?
ロッキー山脈が走る北米大陸の内陸部にあたるベアパウ層からなぜ、海中生物であるアンモナイト(のちにアンモライト)が発見されるのでしょうか?それは、白亜紀当時、北米大陸には内陸に内海が存在したからです。西部内陸海道(WesternInteriorSeaway)と名付けられた内海は、白亜紀中期から後期、海進により、ロッキー山脈を境界にして大陸を東と西に二分する巨大な海でした。東をアパラチア(Appalachia)大陸、西をララミディア(Laramidia)大陸とよんでいます。その後、隆起によって海岸線が後退して、海の中にあった地面が陸上にあらわれてきます。いわゆる海退が起こると、アンモナイトは粘土質のベントナイトという層に堆積して埋もれることになったわけです。
アンモライトは粘土に覆われてできた
現在では、軟膏や化粧品、猫の砂にも用いられるベントナイトとよばれる粘土ですが、この粘土質に覆われたのが良かったのです。アンモライトにとっては、殻の表面のアラレ石(アラゴナイト)を変質されることなく保存でき、方解石に変わることなく、鉄やマグネシウムといった鉱物に置換することができたのです。