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恐竜の進化と絶滅
ずっしりとした635ページの大著(原書は460ページ)。デイヴィッド・E・ファストフスキーと、恐竜研究のバイブルとみなされている大著『TheDinosauria』の第一著者、デイヴィッド・B・ワイシャンペルによる『TheEvolutionandExtinctionoftheDinosaurs』の邦訳である。恐竜はいまやメディアの「著名人」である。アニメ、映画、おもちゃ、文房具から洋服に至るまでさまざまなところで彼らは活躍している。しかし、我々はどれほど恐竜について知っているだろうか。我々の知っていることといえば、せいぜい大きなトカゲやサイのような特異な形態や、氷河期によって絶滅したことぐらいではないだろうか。「彼らはどのような物を食べて生活していたのか?」「どのような家族をつくり子どもを育て、社会を形成していたのか?」「どのように互いにコミュニケーションをとっていたのか?」「恐竜の生きていた時代の地球環境は?」これら興味深い恐竜の生態について我々はほとんど知らない。しかし、だからといって不完全な化石記録に立脚する古生物学や恐竜学にその答えを求めるのは酷な気もする。
目次
第1部 舞台設定(中生代―バック・トゥ・ザ・パスト
自然界の秩序を発見することほか)
第2部 鳥盤目(剣竜下目―ホット・プレート
鎧竜下目―質量とガスほか)
第3部 竜盤目(竜脚型亜目―大きさ、奇怪さ、そして荘厳さ
獣脚亜目―歯とカギヅメにみられる過激な性質ほか)
第4部 内温性、環境、そして絶滅(恐竜の内温性―たぶん熱い何か
空間と時間における恐竜ほか)