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北京原人物語
現生人類よりはるかに長く一五〇万年に渡って栄えた「ホモ・エレクトゥス」北京原人。初めての火の使用法とは、食人習慣はあったのか、言葉は話せたか、発掘された骨はどこへ行ったか…中国と共同研究したアメリカの人類学者が、解剖学、考古学、地質学、古生物学などの学際的知識を駆使してすべての謎に答え、人類進化への大胆な新説を提唱する。
目次
1龍骨山の骨
2竜の再主張
3進化上の意義―巨人か遺伝子か
4第三の機能―北京原人の謎の頭蓋についての仮説
5なりかけの人類による適応行動
6ホモ・エレクトゥスの時代と気候
7龍骨山に見られるヒトらしさ―脳、言語、火、人肉食
8究極の疑問を解決する―ホモ・エレクトゥスの始まりと終わり
9新しい仮説の検証