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恐竜学 進化と絶滅の謎
本書は、恐竜研究における最新の情報に基づき、化石記録から恐竜が実際にどのような生活を送っていたのか、どのようなものを食べていたのかなどわかりやすく説明している。また、学術的に恐竜はどのような進化を辿り絶滅していったのか、恐竜がどのようにして発見され分類されていったのかが、詳細な解説・優れたイラストで紹介されている.大学の専門テキストとしても使用できる内容だが、記述は簡潔になっているので一般読者も十分読みこなすことができる。『TheEvolutionandExtinctionoftheDinosaursSECONDEDITION』(CambridgeUniversityPress,2005年2月)の翻訳。原著者のDavidE.Fastovskyは鳥盤目恐竜の権威,DavidB.Weishampelは恐竜研究のバイブルとみなされている大著『TheDinosauria』の第一著者,またJohnSibbickは恐竜のイラストレーターとして有名である。
目次
序文
第I部 舞台設定
1章 序論
2章 過去への旅:中生代
3章 自然界の秩序を見出す
4章 脊椎動物の系統関係
5章 恐竜の起源第II部 鳥盤類(Ornithischia):武装した恐竜,角を持つ恐竜,カモノハシ恐竜
6章 剣竜類(Stegosauria):ホットプレート(体温調節板)
7章 鎧竜類(Ankylosauria):装甲タンクと発酵タンク
8章 堅頭竜類(Pachycephalosauria):白亜紀の突撃槍
9章 角竜類(Ceratopsia):“角”を持つ恐竜,そしてすべての“襟飾り”をもつ恐竜
10章 鳥脚類(Ornithopoda):中生代のイノシシ,レイヨウ,「飛べないアヒル」たち第III部 竜盤類(Saurischia):捕食者と巨体たち
11章 竜脚形類(Sauropodomorpha):大きいもの,へんなもの,そして威厳のあるもの
12章 獣脚類I(TheropodaI):生まれつき血に染まった歯とカギツメ
13章 獣脚類II(TheropodaII):鳥の起源
14章 獣脚類III(TheropodaIII):鳥の初期進化第IV部 内温性,環境,そして絶滅
15章 恐竜の体温調節:お熱いのがお好き
16章 恐竜進化のパターン
17章 絶滅の復元:科学の美技
18章 白亜紀O紀境界大量絶滅:角竜もいなくなったし,すっきりとしてきた
用語集/索引