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われら以外の人類 猿人からネアンデルタール人まで
~われわれ、ヒトとはなんでしょうか。科学という分野にかかわって以来、その疑問が離れませんでした。フランスの画家、ゴーギャンはすべてを捨ててわたったタヒチで、一枚の絵を描きました。「われわれはどこから来たのか。われわれは何か。われわれはどこへ行くのか」こんなに深い問いがこれまで問われたことがあるでしょうか。それに答えるのがわれわれヒトの義務ではないでしょうか。私なりのその答えを、この本に書きました。私の答えは難しくありません。「わたしたちも、わたしたちを生んだ人たちも、もっと昔の人たちも、一生懸命生きてきました。だから、わたしたちがあるのです」わたしたちホモ・サピエンスは、わたしたち以外の人たちをすっかり忘れてしまっていました。でも、実は、わたしたち以外のいろいろなヒトがあちらにこちらにいたのです。勝ち組も負け組もありません。進化というひとつの流れに浮かび沈んだのがわれわれとわれら以外の人類だったのです。それはたまたまだったのかもしれません。もしかすると、わたしたちとわれら以外の人類は「とりかえっこ物語」だったのかもしれません。そんなことをかんがえ、想像しながら読んで頂けたら幸いです。
目次
序章 ホビットの島
第1章 最古のヒトを求めて
第2章 揺籃の地アフリカ
第3章 ヒトへの道を進む
第4章 広がるヒトたち
第5章 われらホモ・サピエンスの時代
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