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ギガントピテクス
ギガントピテクス(Gigantopithecus)はヒト上科の属の一つで、中国、インド、ベトナムなどに分布し、500万年から10万年前ごろに絶滅したと見られている。ホモ=エレクトゥス等とほぼ同じ時代に同じ場所で生活した。ドリオピテクス群に含まれる大型の類人猿である。化石の記録によると、ギガントピテクス属はこれまで確認されたヒト上科の中で最も大きい体格をしていたと考えられ、身長は3メートル、体重は300~500キログラムにもなったと見積もられる。しかし全身骨格や、少なくとも身長を推定させうる四肢骨が発見されていない以上、これらの数字が正しいという確証はなく、ギガントピテクスは顎と歯が大きいだけで、実際の体格はゴリラ程度であったと考える研究者もある。