こちらはモロッコ南東部のケムケム層で採集されたモササウルスの太い歯の化石です。周囲約8センチと非常に太く、保存状態もとても良好なコレクショングレードの標本です。モロッコの化石産地については、コラム「モロッコ5大化石産地をご紹介:時を超えた自然の遺産」をぜひご覧ください。
ケムケム層からは白亜紀後期の生物の化石が見つかります。モササウルスは当時、食物連鎖の頂点に君臨していた生物で、目に入るもの何でも捕食したとされる獰猛な海棲爬虫類でした。現世の海の頂点捕食者はシャチやホホジロザメといった哺乳類ないし魚類ですが、白亜紀の海の王者は爬虫類でした。
表面のエナメル質の保存状態は抜群で、美しい光沢が見られます。
手のひらに載せると、その分厚さが一層際立ちます。
根本周りを計測して79ミリもあります。モササウルスは顎を大きく開閉でき、獲物を丸呑みすることができたという説があります。現世には子孫は存在しませんが、ヘビに近い生物だった言われています。詳しくはコラム「恐竜はどこから来たか?(恐竜進化の起源)」を御覧ください。
写真の下辺を計測で49ミリほどあります。
100円玉との比較。白亜紀の海中の覇者、モササウルスの極太の歯化石です。
価格:¥4,800
商品ID:ot3857
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Kem Kem basin, Morocco
サイズ:本体カーブ計測4.9cm 周長7.9cm
商品説明:太い!コレクショングレード!白亜紀の海中の覇者、モササウルス(Mosasaurus)の極太の歯化石
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