こちらは、ドミニカで採集された約3,000万年前の琥珀です。琥珀は針葉樹の樹液が化石化したもので、ドミニカ産の琥珀は世界的にも有名です。映画『ジュラシック・パーク』(初代)では、琥珀に閉じ込められた蚊から恐竜のDNAを取り出し、恐竜を復元するという刺激的なストーリーが描かれました。しかし、実際にはドミニカ産の琥珀は約3,000万年前のもので、その頃には恐竜はすでに絶滅していました。詳しくはコラム”映画「ジュラシック・ワールド」のように足らない部分のDNAを加えて、新種の恐竜を生み出すことは可能なのか?”を御覧ください。
ドミニカ産の琥珀は、やや黄色みが強く、十分にクリアですが、細かな内包物が多く含まれているのが特徴です。
ミャンマー産やバルト海産の琥珀と比べると、ドミニカ産の琥珀はやや濃い山吹色をしています。同じ産地でもさまざまなタイプの琥珀があるため一概に比較することは難しいですが、ドミニカ産の琥珀はほんのわずかに色が濃い印象があります。
また、紫外線を当てるとわずかに色が変化しますが、変化の度合いはミャンマー産の琥珀よりも小さめです。
ぜひ高倍率のルーペを用いて御覧ください。ルーペの選び方についてはコラム「化石を観察するときの、ルーペの選び方」を御覧ください。
こちらには植物片やさまざまな内包物が見られます。樹液に群がった虫や植物の一部が樹液に取り込まれ、そのまま固まることがあります。当時の環境を知る重要な手がかりとなります。
左右約13ミリほどあります。
100円玉との比較。世界的な名産地、ドミニカから採集された約3000万年前の琥珀です。
価格:¥2,700
商品ID:ot3754
時代:新生代第三紀(6600万--260万年前)
産地:Dominica
サイズ:1.3cm×0.7cm×厚0.6cm
商品説明:内部に虫が閉じ込められている!世界的な名産地、ドミニカから採集された約3000万年前の琥珀(Amber)
このウィンドウを閉じる