こちらは歯根に加えて、顎骨まで保存されたモササウルスの歯化石です。
通常、モササウルスの歯化石と言えば、写真の色が濃い部分、つまり歯冠部分のみが見つかることが多いですよね。しかし、この標本は歯冠だけでなく、その下の歯根や、歯根が接していた顎骨まで保存されています。さらに、写真の下方に見える褐色の部分に注目してください。これは、これから生え変わる予定だった歯です。モササウルスは、次々と新しい歯が下から生えてくるデンタルバッテリーという構造を持っていました。この標本は、まさにその証拠を示す貴重な化石です。
モササウルスは白亜紀後期の海洋の頂点捕食者だったと考えられています。現代には直接の子孫は存在しませんが、ヘビやオオトカゲと近縁であるという説もあります。モササウルスの進化やその系統についてさらに詳しく知りたい方は、コラム「恐竜はどこから来たか?(恐竜進化の起源)」をご覧ください。
上質な歯冠に加えて、歯根、顎骨が残されており、さらにはデンタルバッテリーまで観察できます。
顎の骨は立体的に残されています。
モササウルスは種によって異なりますが、成長すると10メートル以上に達したと考えられています。頭部も非常に大きく、大きな個体では1.5メートル以上にもなりました。強力な顎を持ち、硬いアンモナイトの殻を砕いて捕食していたとされています。実際、アンモナイトの殻にはモササウルスの歯型と思われる痕跡が残った化石も発見されています。
歯冠の保存状態も抜群と言って良い状態です。
コレクション用としてはもちろん、学術的な資料としても非常に優れた標本です。
底から撮影しました。
左右109ミリほどあります。
100円玉との比較。歯冠、歯根、顎、デンタルバッテリーも確認できる、モササウルスの顎骨化石です。
価格:
商品ID:ot3820
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Morocco
サイズ:10.9cm×9cm×厚4.2cm
商品説明:非常に希少!歯冠、歯根、顎、デンタルバッテリーも確認できる、モササウルス(Mosasaurus)の顎骨化石
この商品は売却済みです。
このウィンドウを閉じる