こちらは白亜紀後期に生息していた巨大な海中モンスター、モササウルスの歯化石です。モササウルスは白亜紀の最終期に登場した大きな海棲爬虫類で、成長すると10メートル以上に達したとされています。流線型の体をしており、その巨体にもかかわらず、海中では比較的高速で泳ぐことができたと考えられています。現代には直接の子孫は存在しませんが、ヘビに近い生物だったとされています。詳しくはコラム「恐竜はどこから来たか?(恐竜進化の起源)」を御覧ください。
モササウルスの歯化石は非常に鋭く、先端が尖っています。これは、獲物を噛み砕き、切るために進化したハンター仕様の歯です。これらの歯は顎に密集して並んでおり、獲物をしっかりと捉え、噛み切ることができたと考えられています。また、歯は鋭いだけでなく、非常に厚みがあるため、骨や殻などの硬い物体も砕くことができたとされています。実際に、アンモナイトの殻にモササウルスの噛み跡とされる痕跡が確認されています。
具体的には、魚類やイカ、アンモナイトのような頭足類、さらには小型の海棲爬虫類まで捕食していたと考えられています。当時の海では敵なしの頂点捕食者だったとされています。また、モササウルス同士で共食いをしていた可能性もあるという説もあります。ヘビに近い存在だったと考えられるなら、そのような行動も納得できるかもしれません。
こちらの歯化石は、ご覧のように非常に分厚く、ボリュームがあります。
歯には稜線がなく、セレーション(ギザギザの部分)も存在しません。そのため、獲物を切り裂くというよりも、どちらかと言えば噛み潰すことに特化しているように見えます。
根本から撮影しました。根本周りを計測したところ、約75ミリメートルあります。
カーブ計測で48ミリほどあります。
100円玉との比較。白亜紀末期の海に現れた、最大級の捕食者、モササウルスの極太の歯化石です。
価格:¥4,000
商品ID:ot3756
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Morocco
サイズ:カーブ計測4.8cm 周長7.5cm
商品説明:白亜紀末期の海に現れた、最大級の捕食者、モササウルス(Mosasaurus)の極太の歯化石
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