これはバルト海周辺で見つかった琥珀です。約4000万年前の針葉樹の樹液からできています。時折、バルティックアンバーには昆虫や植物の断片が封じ込められています。樹皮が損傷すると、中から樹液が漏れ出します。その粘性の高い樹液に昆虫などが引き込まれ、そこから抜け出せなくなります。内部に取り込まれたあと、途方も無い時間をかけて自然の虫の標本へ変わっていったものが、こちらの化石なのです。閉じ込められた虫は、琥珀によって保護され、ほとんど傷まないで保存されています。まるで4000万年前の虫たちとは思えないほど、その姿がそのまま残っているのはそのためです。
ペンダントトップとしても使えるよう加工されています。
ドロップ型の美しいアイテムです。
虫の種類までは確認できませんでしたが、光に照らされると、はっきりとシルエットを視認できます。また周辺には、バルティックアンバーに特有の星状毛が見られます。星状毛はミズナラやオークなど広葉樹の雄花と考えられています。当時、針葉樹だけでなく広葉樹も多く生えていたことが分かります。ちなみに、星状毛は今のところ、他の地域の琥珀から発見されません。
こちらには別の愛らしいポーズの虫も。
肉眼では虫の存在には気づかないかもしれません。虫を確認するには高倍率のルーペをご用意ください。詳しくはコラム「化石を観察するときの、ルーペの選び方」を御覧ください。
ご覧のように極めて透明度の高い琥珀が使われています。
琥珀本体およそ2センチほどです。
100円玉との比較。人類の祖先が誕生するはるか昔の虫を内包したバルト海産琥珀を使ったペンダントトップです。
価格:¥3,900
商品ID:ot3537
時代:新生代第三紀(6600万--260万年前)
産地:Baltic Sea
サイズ:本体2cm×0.9cm×厚0.4cm 金具含め全体2.7cm×0.9cm×厚0.4cm
商品説明:素敵なポーズの虫が見られます!人類の祖先が誕生するはるか昔の虫を内包したバルト海産琥珀を使ったペンダントトップ(シルバーチェーン&高級ジュエリーケース付き)
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