こちらは七色が現れるマダガスカル産のアンモナイト、クレオニセラスです。約1億年の時を経て、なおも美しく輝き続けています。
赤から青まで、まさに虹色を呈します。殻の表層部にある遊色層に光があたると干渉をお越し、特定の色だけを強調して反射します。これを分光現象と言います。通常、波長の長い暖色を中心に分光されますが、こちらの個体は希少な寒色も同時に見られる点にご注目ください。
見る角度によって、虹色がさらに強調されます。このような現象を遊色、あるいはイリデッセンスと言います。詳しくはコラム”光るアンモナイトはなぜ「光る」のか?”を御覧ください。
裏面も遊色する箇所が残されています。
遊色層は表層わずか1ミリ程度しか存在しないため、堆積時の僅かな風化で、簡単に剥離してしまいます。約1億年が経過しても、このような輝きを放っている個体はとても希少です。
直径最大部42ミリほどあります。
100円玉との比較。マダガスカル産の美しい遊色を放つアンモナイト、クレオニセラスです。
価格:¥5,800
商品ID:an2540
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Madagascar
サイズ:直径4.2cm 厚1.3cm
商品説明:レインボーカラーを呈する希少品!七色の遊色を持つ、約1億年前のアンモナイト、クレオニセラス(Cleoniceras)
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