こちらはマダガスカル産の遊色アンモナイトです。殻の表面がキラキラと輝きます。
マダガスカルは世界有数の遊色アンモナイトの宝庫です。古くから学術研究が進んでいた地域でもあります。
ご注目いただきたいのは、写真下部の縫合線が露出した部分です。縫合線とは殻の表層の骨格が露出した模様のことを指しますが、薄い遊色層の下に見えていることです。遊色層は極めて薄く脆いため、堆積時に容易に剥がれて失くなってしまいます。こうして遊色層と縫合線が同時に見られる標本は、コレクションとしてはもちろん学習用の教材としても価値があります。
深みのある赤い色が特徴的です。
遊色層に外光があたると干渉が起こり、特定の色だけが反射します。これを分光現象といいます。詳しくはコラム”光るアンモナイトはなぜ「光る」のか?”を御覧ください。
最厚部13ミリほどあります。
直径最大部45ミリほどあります。
100円玉との比較。遊色の美しさ、面白さは実物を見ないと分からないところがあります。ぜひ遊色アンモナイトのビギナーの方におすすめしたい一品です。
価格:¥2,700
商品ID:an2524
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Madagascar
サイズ:直径4.5cm 厚1.3cm
商品説明:遊色と縫合線が同時に見られます!キラキラと赤色に光るアンモナイト、クレオニセラス(Cleoniceras)
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