こちらは白亜紀のアンモナイト、デスモセラスのハーフカット標本です。文字通り、一つのアンモナイトを半分にカットしたもので、表面を研磨することで模様が浮き立ち、内部の構造が丸わかりです。インテリアとして利用できる美しい標本です。
アンモナイトの内部は、白い隔壁によって小さな部屋に分かれています。それぞれの部屋には空気や海水が入り込むことで、浮力を調節できたと考えられています。この標本では、内部に鉱物が堆積しています。
海水やガスを小部屋に送り込む役割を果たしていたのが、連室細管です。連室細管については、コラム「化石からアンモナイトとオウムガイを見分ける方法」で詳しく説明していますので、ぜひご覧ください。この標本でも、外側を通る連室細管の一部が確認できます。
デスモセラスは比較的泳ぎが得意だったという説があります。
隔壁のラインが外側に向かって弧の中心を向けるように並ぶのは、アンモナイト全般に共通する特徴です。
表面はペアともに、非常に丁寧に研磨されており、光沢があります。
外側をご覧いただきましょう。デスモセラスは白亜紀に繁栄した比較的小型のアンモナイトでした。殻の表層部の骨格は非常に複雑に発達しており、これは強度を保ちつつ軽量化した結果と考えられています。進化が進んだアンモナイトの一つと言えるでしょう。
断面はぴったりと合います。
アンモナイトに興味がない人でも、パッと目を引く美しい素敵なデザインです。
一つあたり直径最大部7センチほどあります。
このように並べて立てかけると、おしゃれなインテリアになります。シックな色合いなので、他のアイテムとも調和しやすいです。
価格:
商品ID:an2500
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Madagascar
サイズ:直径7cm 厚2.4cm
商品説明:自然が創り出した渦巻状の美しいデザイン!白亜紀の進化型アンモナイト、デスモセラス(Desmoceras)のハーフカットペア標本
この商品は売却済みです。
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