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ベリーレア、最高品質、三葉虫コレクター垂涎の逸品!ロンギアンダ・テルミエリ(Longianda termieri)。モロッコ・イサフェンのカンブリア紀初期の地層から発見された、サイズ・状態・バランスすべてにおいて卓越した極上標本/古生代カンブリア紀(5億4200万 -- 5億500万年前) 化石セブンスマホ専用サイト


こちらは、モロッコ南西部のハイアトラス山脈に位置するイサフェンのカンブリア紀下部の地層から採集された、非常に珍しい三葉虫「ロンギアンダ・テルミエリ(Longianda termieri)」の完全個体です。この三葉虫は、保存状態が最高品質と言えるほど素晴らしく、サイズも14センチと非常に立派です。 ロンギアンダは比較的最近発見された新種の三葉虫で、ほぼすべてがモロッコのイサフェン地域で見つかっています。この地域にはカンブリア紀前期の地層が複雑に重なり合っており、極めて古い時代の生物の化石が多数発見されています。通常、これほど古い時代の化石は保存状態が悪いことが多いのですが、この標本は驚くほど良好な保存状態を維持しています。 さらに、紫外線テストによる検査でもほとんど修復の痕跡が見られないという高いナチュラル度が確認されており、まさに一期一会と言える、極めて希少かつ価値のあるコレクターズアイテムです。


ご覧の通り、この標本は頭鞍部から尾板まで完全な状態で保存されています。また、後ほど詳しくご紹介しますが、プリパレーターによる細部までこだわった丁寧なクリーニングが施されています。 冒頭で触れた産地についてですが、この化石は、コラム「モロッコ5大化石産地をご紹介:時を超えた自然の遺産」にも記載されている、ハイアトラス山脈のほぼ南西端に位置する地域で採集されました。 モロッコは古生代から中生代にかけて、多種多様な生物の化石が発見される世界有数の地域です。特に古生代に繁栄した三葉虫に関しては、世界的にも重要な産地として知られています。カンブリア紀の三葉虫は、平板状でのっぺりとした外観が特徴ですが、その古さゆえに保存状態が悪い場合が多いです。しかし、まれに驚くほど良好な状態の化石が発見されることがあります。 特にモロッコ南西部のイサフェンやザゴラ周辺では、他ではほとんど見られないような保存状態の優れた化石が発見されることがあります。この標本もその一例であり、驚きと感動を与える素晴らしい状態を誇る逸品と言えるでしょう。


手のひらと比較すると、非常に立派な個体であることがお分かりいただけると思います。ロンギアンダは、三葉虫の中でも初期の種類である「レドリキア目(Redlichiida)」に分類されます。レドリキア目の三葉虫は、以下のような特徴を持っています:・平板状の体形・頬トゲが頭鞍部から大きく伸びている・11から17の体節・非常に小さい尾部(尾板)分類学的には、1899年にカール・レドリッヒ博士の功績を称えて名付けられました。博士はこの分類の基礎を築き、カンブリア紀初期の三葉虫研究において重要な役割を果たしました。ロンギアンダは、レドリキア目に分類される三葉虫の中で最近記載された新種で、体節が約15個前後の個体が多く見られます。また、イサフェンで発見されるロンギアンダのうち外殻が保存されている個体は、茶色が少なく、グレイがかった褐色を帯びた特徴的な色合いをしています。


いかにも初期の三葉虫らしい幅広で、平板状の体型をしています。


体節や縁部のフリルの細かな凹凸に至るまで、隅々まで徹底的にクリーニングされています。モロッコのトップレベルの工房ならではの熟練した技術が存分に発揮されており、実物は写真以上にさらに精緻で、細部まで非常に精密に仕上げられています。


同じレドリキア目の三葉虫と明確に異なる点は、尾板の軸から上方に伸びたこの棘です。平板状の体を持つカンブリア紀の三葉虫の中でも異質な存在と言えるでしょう。


三葉虫のコレクターの中には、カンブリア紀の三葉虫だけを収集する方もいます。理由はさまざまでしょうが、カンブリア紀の三葉虫の数が少なく希少性が高いという点はもちろん、初期の三葉虫に見られるシンプルなデザインと、この時代にしか感じられない独特の魅力に強く惚れ込んでいるからでしょう。実際に写真を撮影しても、その魅力にどんどん引き込まれていきますし、大判なので、被写体として非常に存在感があります。


ロンギアンダの最大の特徴と言って良い、尾板から上方に伸びた棘。


この棘は一体何に使われたのでしょうか。自然に考えると、捕食者から身を守るためだったのかもしれませんが、それならば体節の軸からも同じように伸びていたはずです。興味深いところですね。ちなみに左右に伸びるフリルには、海底の土に沈まないようにするための、わらじのような効果があったという説があります。


堂々たる頭鞍部。ロンギアンダの頬棘は比較的短めです。


体節から特徴的な尾板のセクション。


側面から撮影しました。尾板の棘が目立っていますね。


本体カーブ計測約14センチです。本体をきれいに取り囲むように切り取られた母岩を見ると、プリパレータ―のこの標本に対する気持ちが伝わってきますね。私が写真撮影にのめり込んでいったように、プリパーレーターも作業を進めるうちに、どんどんその魅力に引き込まれていったのでしょう。


100円玉との比較。モロッコ・イサフェンのカンブリア紀ボトミアンの地層から発見された、最初期の三葉虫、ロンギアンダ・テルミエリの最高品質の個体です。サイズ、状態、バランス、どれをとっても最高級です。

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価格

商品ID:tr1298

時代:古生代カンブリア紀(5億4200万 -- 5億500万年前)

産地:Issafen, Morocco

サイズ:本体カーブ計測14cm 母岩含め全体16.2cm×10.7cm×厚3cm

商品説明:ベリーレア、最高品質、三葉虫コレクター垂涎の逸品!ロンギアンダ・テルミエリ(Longianda termieri)。モロッコ・イサフェンのカンブリア紀初期の地層から発見された、サイズ・状態・バランスすべてにおいて卓越した極上標本

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