こちらはモロッコ南東部、アルニフから採集された古生代デボン紀のファコプスの化石です。
ファコプスらしい丸まった可愛らしいポーズが特徴的です。
大きな頭鞍部。
ファコプスといえば複眼です。多数のレンズが集まり一つの眼を形成しています。動く物体を捉えるのに適した構造とされており、4億年以上経過した現世の虫も複眼を持っています。
母岩を乗り越えるようなポーズ。三葉虫は古生代を代表する節足動物で、海底に棲息していました。
ファコプスの体節は柔軟性があり、体を丸めることができました。この点で初期型の三葉虫とは大きく異なります。
産地のアルニフは三葉虫のメッカと言える地域です。詳しくはコラム「モロッコ4大化石産地をご紹介:時を超えた自然の遺産」を御覧ください。
母岩にしっかり固定されていますので、取り扱いは比較的容易です。
側面から見ると、大きく盛り上がっています。
本体背周り計測で5センチほどあります。
100円玉との比較。モロッコ・ハイアトラス南東部、アルニフで見つかった三葉虫、ファコプスの可愛らしい標本です。
価格:¥5,800
商品ID:tr1295
時代:古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前)
産地:Alnif, Morocco
サイズ:本体カーブ計測5cm 母岩含め全体5.5cm×5.3cm×厚3.9cm
商品説明:モロッコ・ハイアトラス南東部、アルニフで見つかった三葉虫、ファコプス(Phacops)の可愛らしい標本
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