北海道産アンモナイトを代表する種といって過言ではないでしょう。アナゴードリセラスです。アナゴードリセラスの種名は大変興味深いものが多く、たとえば、アナゴードリセラス・ブッダ、アナゴードリセラス・ヨコヤマイ、アナゴードリセラス・エニグマ、アナゴードリセラス・リマータム等など、日本語だものもあります。本標本はsp.とあるように特定不明となっております。二本木認定コレクションです。本品は1995採取と、発刊後に採取された標本のため、未掲載となっておりますが、紛れもなく、二本木氏所有のコレクションです。
アナゴードリセラスは、テトラゴニテス超科を代表するアンモナイトで、成体の場合、住房部(開口部)に尾根谷の落差激しい肋(ろく)があることで知られています。本標本でも、開口部にその兆候が観察されますね。
開口部のダイナミックな肋(ろく)の落差。
本体直径15cmと立派です。総重量3.7kg超と重量があり、高級感あふれる標本です。
母岩をこのようにして展示すると、非常に安定します。
ははいわに埋まる化石「感」が見事です。ゴードリセラスと比べると、アナゴードリセラスは密集して採取されることが少ないように感じます。その意味でも、このようなドスンと構えているのは、アナゴードリセラスらしいと言えるのではないでしょうか。
中程度の巻きとやや厚みのある断面を持つアナゴードリセラス。ヘソからの盛り上がりも見事で、成体らしい威厳を感じます。
採取地域が残されています。巡検で取得された標本です。標本に直接マジックで書くのが巡検スタイルです。
彫りメモも。
こちらにも。
二本木コレクションは、一貫して鏨で彫り進めるクリーニングスタイル。エアスクレイバーでさらに進行させるのも面白いでしょう。
二本木認定コレクション「アナゴードリセラスの成体標本」。いかがだったでしょうか。開口部に成体らしく太い肋(ろく)が現れた標本です。1995年に大夕張・白金川にて採取された標本です。
価格:¥29,000
商品ID:an837
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:北海道 日本
サイズ:本体直径15cm 母岩含め幅18.5cm×奥行15.5cm×高10cm 3705g
商品説明:白亜紀チューロニアン期 大夕張 白金川 採取1995(平成7年)
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