オックスフォードクレイから、ヘクティコセラスのパイライト化アンモナイトをご紹介します。
ヘソまでほぼ完全な形で保存されています。目が回りそうですね。アンモナイトはヘソ(渦の中心)から外へ外へと殻を成長させていきます。ヘソ付近は崩れてしまい欠損していることが多いのですが、この標本二関してはパーフェクトに近い状態で残されています。
葉模様が見えますね。炎柄にも見えます。これは縫合線と言い、アンモナイトの房(殻のなかにある部屋)の外壁です。殻の表層が薄く剥がれると、このような美しい模様が現れます。アンモナイトコレクションを楽しむときの要素の一つと言われています。種や時代によって、縫合線は異なります。
直径最大部6cm、79g。全体がパイライトによって置換されているため、金属特有の比重により、かなり重たく感じます。パイライトは鉄よりも比重が軽いものの、金属らしい重みがあります。また鈍く光る黄金色は味わい深く、独特の光沢があります。
本品はイギリスのオックスフォードクレイから産出した品です。同産の標本は現在のところ、新たに産出することがないため、年々数を減らしています。オックスフォードクレイという名前は、地球年代に明るい人にとっては、なじみ深いことでしょう。ジュラ紀後期の一ステージにオックスフォーディアンがあります。ジュラ紀後期の重要な地層の一つです。
やや黄色みがかっているのは、写真のトーンによるものではありません。パイライトは、独特の黄金色を放ちます。この色はそのせいです。
非常に良質のオックスフォード産のパイライトアンモナイト(ヘクティコセラス)です。
価格:
商品ID:an712
時代:中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前)
産地:Oxford Clay,England
サイズ:直径6cm 79g
商品説明:約1億6600万年前の地層から採集されたアンモナイトです。
ジュラ紀後期を代表する地層オックスフォードクレイ産パイライトアンモナイト(ヘクティコセラス)
この商品は売却済みです。
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