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ドラゴンスキン標本!カナダ・アルバータ州の大地が生み出した、化石でありながら宝石でもある希少な存在、アンモライト(Ammolite)のピース/中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) 化石セブンスマホ専用サイト


こちらはカナダ・アルバータ州で採掘された宝石、アンモライトです。アンモライト?アンモナイト?「アンモライトって誤記じゃないの?」と思った方もいるかもしれません。でも、これで正解なんです。実はこの名前にはちょっとした理由があります。鉱物の名前って、語尾に「-ite(〜ライト)」がつくことが多いんです。例えば、Pyrite(パイライト)、Calcite(カルサイト)、Fluorite(フローライト)などなど。だから、アンモライトも鉱物として認識されている証として、この名前が付けられたのでは?と推測できます。とはいえ、アンモライトの正体はアンモナイトの化石です。でも、化石でありながら美しい輝きを持つことから、宝石として扱われるようになりました。そのため、化石と宝石の中間の存在として「Ammolite(アンモライト)」と名付けられたのでしょう。実はこの名前、カナダのある企業が商標登録したものなので、正確な命名意図までは分かりません。ただ、アンモライトという名前には、化石と宝石、両方の性質を持つ特別な存在であることが、うまく表現されているように感じますね。


さて、アンモライトが誤記ではないことが分かったところで、話を先に進めましょう。アンモライトは、いわゆる遊色アンモナイトの一種です。ここで少しややこしいのが、ライトとナイトが混在すること。注意深く読んでくださいね。実は、美しい遊色を持つアンモナイトは他の地域でも見つかっています。例えば、マダガスカル産のクレオニセラスなどは、ため息が出るほど美しい標本が存在しますよね。では、アンモライトとクレオニセラス、何が違うのでしょうか?一番大きな違いは、もちろん産地です。アンモライトは主にカナダ・アルバータ州、クレオニセラスはマダガスカルで採掘されます。もう一つの大きな違いは、表面の模様、つまりパターンです。アンモライトには、特有のクラック(ひび割れ模様)が入っていることが多いんです。このクラックは、長い長い堆積の過程で、殻が何度も破砕と凝固を繰り返した結果だと言われています。その過程で少しずつ遊色層が分厚くなり、独特の輝きを生み出すようになったのです。そのため、アンモライトの光り方は他の遊色アンモナイトとは一味違います。分厚い遊色層が生み出す万華鏡のような色彩は、まさに「これぞアンモライト」と唸らせる美しさなんです。また、写真に見られるステンドグラスのような割れ目は、通称「竜のうろこ(ドラゴンスキン)」と呼ばれています。特に美しいドラゴンスキンを持つ個体は非常に高く評価され、コレクターからの人気も高いです。


アンモライトは、大きさや形によっていくつかの種類に分類されます。まず、全体の形が残っているものを「ホール」と呼びます。これはアンモナイトの原形を保っており、完全体のため非常に貴重で高価です。まさにアンモナイトそのものの姿をとどめた特別な存在です。次に、アンモナイトの殻の一部が分かるものを「ブロック」と呼びます。ヘソの部分だったり、外殻の端だったりと、形の一部からもアンモナイトの名残を感じ取れるのが特徴です。ある程度のサイズ感もあり、存在感のある標本になります。そして、殻の一部をカットしたものを「ピース」と呼びます。ピースは比較的手に入れやすく、特に輝きの美しい部分を選んでカットされることが多いため、コンパクトながら強い遊色を楽しめる魅力があります。


アンモライトの母岩は、このような褐色の頁岩です。この色を見ると「アンモライトだな」とすぐに分かります。これは、アンモライトが長い年月をかけて頁岩を多く含む堆積岩の中で化石化したためです。市場に流通するアンモライトのほとんどは、カナダ・アルバータ州のベアボウ累層から採掘されたものです。この独特な母岩の色合いは、まさにアンモライト特有の特徴のひとつと言えるでしょう。


こちらは側面から撮影した写真です。中央部分に少し色が濃く見える箇所がありますが、これは樹脂によるコーティングです。アンモライトの遊色層は非常に薄く繊細なため、表面を保護する目的で樹脂が塗布されています。その際、側面に樹脂がかかることがあります。このコーティングは、遊色の美しさを長く保つための大切な処置です。コレクターの皆様に、長く安心して楽しんでいただけるよう工夫が施されています。


左右34ミリほどあります。


100円玉との比較。カナダ・アルバータ州の大地が生み出した、化石でありながら宝石でもある希少な存在、それがこのアンモライトのピースです。

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価格:¥6,800

商品ID:al451

時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)

産地:Alberta, Canada

サイズ:3.4cm×2.3cm×最厚部0.4cm

商品説明:ドラゴンスキン標本!カナダ・アルバータ州の大地が生み出した、化石でありながら宝石でもある希少な存在、アンモライト(Ammolite)のピース

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