こちらは、キラキラと輝く三角おにぎり…ではなく、カナダ・アルバータ州産の宝石「アンモライト」です。アンモライトは、表面にオパールのように輝く層を持つ鉱物で、主に北米ロッキー山脈の東側斜面で見つかります。もともとは白亜紀後期の海に生息していたアンモナイト「プラセンチセラス」の殻が、長い年月をかけて化石化したものです。数少ない生物起源の宝石として、近年その人気が高まっています。
アンモライトが鉱物起源の宝石と異なるのは、ダイヤモンドのブリリアントカットのように特定のカットで輝きを引き出すのではなく、もともとの殻が持つ自然な遊色が輝きの源である点です。その不規則で美しい輝きは、万華鏡のようだと例えられることもあります。手に取って角度を変えながら見ると、さらに輝きが増す瞬間があるので、ぜひ動かして楽しんでください。
三角おにぎりのような正三角形に近いピースです。
輝きの源である遊色層は非常に薄く繊細なため、表面には薄く樹脂コーティングが施されています。アンモライトに対して標準的に行われる処置です。
裏面です。褐色の頁岩です。
側面から撮影しました。厚みは約6ミリほどあります。
一辺が4センチ弱です。アンモライトは1981年に世界宝石連盟により正式に宝石として認定されています。また2022年にはアルバータ州の公式の宝石にも指定されています。
100円玉との比較。カナダ・アルバータ州の公式の宝石として知られる、アンモライトの三角形のピースです。
価格:
商品ID:al434
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Alberta, Canada
サイズ:3.9cm×3.8cm×最厚部0.6cm
商品説明:カナダ・アルバータ州の公式の宝石として知られる、アンモライト(Ammolite)の三角形のピース
この商品は売却済みです。
このウィンドウを閉じる