こちらは鉱物の瑪瑙(めのう)です。瑪瑙は馬の脳に似ていることから、そのように名付けられたようですが、実際にはほとんど似ていないものも多数あります。瑪瑙とは二酸化ケイ素からなる鉱物で、石英の一種です。通常の石英の結晶と異なるのは、その結晶の大きさです。ご覧のように角柱は存在せず、微細な結晶が集まった「潜晶質」と呼ばれる状態になっています。主に火山岩の中で発見されます。
この標本の特徴は、陶器のような質感を持ち、非常にきめ細かく滑らかな表面をしていることです。よく見ると層状になっています。これは、火山岩の中に空いた空洞を、石英が外側から断続的に析出(沈殿)しながら埋めていったことを示しています。このようなタイプの標本は「晶洞」あるいは「ジオード」などと呼ばれます。
一口に瑪瑙といっても、その色は実に多様です。赤系統、青系統、黒系統、乳白色系統など、さまざまな種類があります。黒系統のものは、炭素や酸化マンガンを含んでいる可能性が高いと考えられます。色の違いにかかわらず、瑪瑙は非常に硬い鉱物で、モース硬度は7、比重は約2.6あり、しっかりとした硬さと重みを持っています。
裏側です。火山岩の中で成長した石の外皮が見られます。美しい瑪瑙とのギャップがまた良いですね。
側面から撮影しました。写真上側は平らにカットされています。
左右約10センチほどあります。コレクションとしてはもちろん、重量があるので、ペーパーウェイトとしてお使いいただけます。
100円玉との比較。火山岩中に形成された渋い黒系統の瑪瑙です。
価格:
商品ID:ot4041
時代:Unknown
産地:Brazil
サイズ:9.9cm×8.7cm×最厚部5cm
商品説明:サービスプライス、ペーパーウェイトとしてもおすすめ!火山岩中に形成された渋い黒系統の瑪瑙(Agate)
この商品は売却済みです。
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