こちらは、カンブリア紀に生息していた二枚貝のような節足動物、ブランキオカリスの化石です。代表種は1929年にカナダのバージェス頁岩で発見され、その後、中国やアメリカ・ユタ州からも報告されています。これは中国・雲南省の澄江生物群から採集された標本で、ご覧のとおり、特徴的な殻がほぼ完全な状態で保存された上質な化石です。 カンブリア紀に登場した奇妙な生物たちの中でも、特に目にする機会の少ない希少な存在です。
なんと2枚の殻が保存されています。
母岩を少しずつ剥離させていき、掘り出したことがよく分かる産状です。
ブラキオサウルスは数センチほどの小さな生物で、数十の環状の体節を持っていました。頭部には短い触角と鋭い付属肢があり、これを使って獲物を捕らえていたと考えられています。さらに、この大きな殻を巧みに活用し、上手に遊泳できたという説があります。現代には似た生物が存在せず、まさにカンブリア紀のモンスターといえる存在ですね。
裏面です。
側面から撮影しました。澄江動物群の標本によく見られる非常にきめ細かい層構造。
殻のサイズはいずれも2センチ前後です。左右73ミリほどあります。ちなみに、本種、Branchiocaris yunnanensisは、雲南省のブランキオカリスという意味になります。
100円玉との比較。希少なブランキオカリスの殻がなんと二枚も保存された、極めて希少なコレクションです。
価格:
商品ID:ot4004
時代:古生代カンブリア紀(5億4200万 -- 5億500万年前)
産地:中国雲南省
サイズ:本体直線距離2.1cm 2cm 母岩含め全体7.3cm×5.6cm×最厚部1.5cm
商品説明:希少な殻が二枚も保存、保存状態も良好!カンブリアモンスター、ブランキオカリス(Branchiocaris yunnanensis)の化石
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