こちらは、「これでもか!」というほど徹底的に磨き上げられたメノウのスフィアです。見事に球体へと仕上げられています。
メノウは、もともと石英を中心とした水溶液が火山岩中の空洞などで少しずつ析出した結果、形成された鉱物の一種です。同じく石英を主成分とする水晶などと比べると、結晶の大きさが非常に小さく、「潜晶質」とも呼ばれます。透明度は低いものの、ご覧のように特有の縞模様が見られ、長い時間をかけて少しずつ形成されたことを物語っています。
メノウをはじめとする鉱物は、研磨するほど模様が鮮明になり、色も一層鮮やかになります。この個体はその特性を最大限に引き出しており、水晶とは異なる、潜晶質ならではの独特な模様が見られます。
特にこうした縞模様の美しさは圧巻です。
火山岩などの空洞内で、外側から徐々に析出していく過程で、このような断続的な縞模様が形成されます。
直径最大部32ミリほどあります。
100円玉との比較。見事な球体に仕上げられた縞瑪瑙のスフィアです。
価格:¥4,600
商品ID:ot3958
時代:Unknown
産地:Madagascar
サイズ:直径3.2cm
商品説明:徹底的にポリッシュされ見事な球体に仕上げられた縞瑪瑙(メノウ・Agate)のスフィア標本
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