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ダブル!ファントム化とルチル化が同時進行した、珍しいクリスタル(Phantom & Rutilated Quartz)/Unknown 化石セブンスマホ専用サイト


こちらはファントムクォーツと呼ばれるちょっと変わったクォーツです。そもそもクォーツって何?という人もいますよね。クォーツとは石英の結晶のことです。石英は地球上で最も多い鉱物の一つで、そのせいでしょうか、様々な呼び名があります。石英、クォーツ、水晶、クリスタルなどなど。クリスタルや水晶という時は無色透明のものを指している節がありますが、実際には様々なタイプがあります。紫のアメシストや黄色のシトリン、ピンクのローズクォーツなどなど。また他のバリエーションとして、このような内部に別の結晶が入り込んだものもあります。


特に、このようなモヤや霧のような物体が見られる水晶を「ファントムクォーツ」といいます。そういえば、オペラ座の怪人の英名は「The Phantom of the Opera」ですね。「ファントム」という言葉には、幽霊や怪人、亡霊などの意味があります。このモヤのような物体は、まるで煙のように結晶の中で揺れ動き、掴み所のない動きをします。そのため、このような名前が付けられたのだと思われます。水晶の屈折率はさほど高くはありませんが、それでも見る角度によって不安定に見えるため、ファントム・クォーツと名付けられたのでしょう。


しかもよく見ると、針状の結晶が見られますね。これはおそらく二酸化チタンです。針状のチタン結晶が析出した水晶は、「ルチルクォーツ」と呼ばれます。通常、ファントム化とルチル化は別々に見られることが多いですが、この標本では両方が同時に見られます。なかなか珍しい現象です。


石英の結晶は、その結晶系から自然と六角柱を形成します。


古代では、透明な物体は非常に珍しかったため、水晶は特に重宝されました。古代エジプトでは、水晶は神聖視され、装飾品やお守りとして利用されていました。古代ギリシャ・ローマでも、透明で美しい水晶は装飾品として珍重されていました。ギリシャ語で水晶は「氷のようなもの」を意味するそうです。確かに、その透明度やひんやりとした感触から、「溶けない氷」として珍重されたのも納得できます。


底部から撮影。自然な六角柱を形成。


左右48ミリほどあります。


100円玉との比較。ファントム化とルチル化が同時進行した、珍しいクリスタルです。

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価格

商品ID:ot3957

時代:Unknown

産地:Brazil

サイズ:4.8cm×1.8cm×厚1.4cm

商品説明:ダブル!ファントム化とルチル化が同時進行した、珍しいクリスタル(Phantom & Rutilated Quartz)

この商品は売却済みです。

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