こちらは中国遼寧省の熱河生物群に分類される昆虫化石です。ジュラ紀後期の地層より発見されました。長い胴体や羽など明瞭に保存されています。
通常、虫などの小型の生物は、簡単に風化し、化石として残りにくいものです。ところが、この地域では、ほぼ生息時と変わらない状態で発見されることがたびたびあります。これは、嫌気性で密閉度の極めて高い堆積環境にあったことを示しています。母岩の状態をご覧いただくと分かるように、非常にきめ細かい頁岩です。粘土鉱物を多く含む微粒子で構成された土だったと考えられます。
虫は肉眼で十分観察できるほどのサイズがあります。
熱河層郡からは昆虫に加え、恐竜、鳥類、爬虫類などさまざまな生物の化石が発見されてきました。羽毛をもった恐竜の化石が発見されたことで世界的に注目されましたね。
裏面です。
最厚部1センチ弱ほどあります。きめ細かい粒子で構成された土が少しずつ折り重なり、石となったことがよく分かりますね。
左右約7センチほどあります。
100円玉との比較。中国遼寧省熱河層郡のジュラ紀後期の地層から発見された昆虫の良質化石です。
価格:
商品ID:ot3951
時代:中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前)
産地:中国、遼寧省
サイズ:本体最大1cm 母岩含め全体7cm×4.1cm×厚0.9cm
商品説明:肉眼ではっきりと視認可能!中国遼寧省熱河層郡のジュラ紀後期の地層から発見された昆虫の良質化石(Insect fossil)
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