こちらはカナダ・アルバータ州産の美しき宝石、アンモライトのピースです。
グリーンを中心にさまざまな色を呈します。竜の鱗模様と言われる細かいクラックが至るところで見られます。
少し傾けると、色合いが変化したのがお分かりでしょうか。この現象を遊色、あるいはイリデッセンスといいます。アンモライトの大きな特徴の一つで、コレクターを惹きつけてやみません。
アンモライトは、現在では宝石として認知されていますが、もともとは化石として愛されていました。実は、およそ8000万年前の海中に棲息していたプラセンチセラスというアンモナイトの殻が化石化したものなのです。プラセンチセラスには、現世の真珠のように、殻の表層に遊色層があり、キラキラと輝いて見えたと考えられています。長い堆積期間中に、クラックが入り、かつ遊色層がさらに分厚くなったおかげで、ご覧のように美しい宝石へと変化したのです。実際、1981年には世界宝石連盟により、宝石として認定されました。
裏面です。プラセンチセラスの母岩である褐色の頁岩です。
最も厚いところで14ミリほどあります。アンモライトはもともと硬い素材でできていますので、この厚さでも十分な強度があります。
およそ5センチ弱のピースです。
100円玉との比較。グリーンの鱗状の模様を持つ、美しき宝石、アンモライトのピースです。
価格:¥9,800
商品ID:al394
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Alberta, Canada
サイズ:4.9cm×4.4cm×最厚部1.4cm
商品説明:グリーンの鱗状の模様を持つ、美しき宝石、アンモライト(Ammolite)のピース
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