こちらはマダガスカル産のアゲート(瑪瑙、メノウ)です。メノウとは石英を中心とする珪酸塩鉱物が集合したものです。石英の集合体といえば、あの透明の水晶では?と思われるかもしれませんが、違いは結晶の大きさにあります。メノウは非常に微細な結晶の集合であり、潜晶質と呼ばれます。水晶と比べて不透明で、副成分の影響を受け様々な色を呈します。
こちらのメノウはまるで色を塗ったかのような非常に濃い色が見られます。もちろん天然石ですが、ここまで鮮やかな色を呈するメノウは希少です。円環模様を示す典型的な縞瑪瑙と呼ばれるものです。この模様は外側から少しずつ成長していったことを示しています。
そして、このメノウの面白い点は、別の個体かと思うほど、裏と表で劇的に色が異なるところでしょう。含まれる成分の違いにより、色は変化しますが、ここまで激変する標本を見たのは初めてです。
鉱物は一般に研磨すればするほど鮮やかな色を呈します。こちらの標本は徹底的に研磨され、絵の具のような鮮やかな色がみられます。
赤い部分は鉄分が多く含まれていると考えられます。
側面から見るとダイナミックな色の遷移がよく分かりますね。
左右53ミリほどあります。
100円玉との比較。まるでジキルとハイド?表と裏で色が全く異なる、鮮やかなマダガスカル産の天然メノウです。
価格:
商品ID:ot3926
時代:Unknown
産地:Madagascar
サイズ:5.3cm×4.8cm×厚1.3cm
商品説明:まるでジキルとハイド!表と裏で異なる顔を見せる、マダガスカル産の鮮やかな天然メノウ(Agate)
この商品は売却済みです。
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