こちらは自然の風景のような模様が特徴の、ピクチャージャスパー(picture jasper)です。日本語では「風景模様が見える玉髄」とも呼ばれることがあります。ご覧のように、まるで人の手によって描かれたような風景が見られる、芸術的な鉱物コレクションです。もちろん実際には、鉱物の自然な結晶成長によって形成されたもので、カット&ポリッシュ以外には人の手は一切加わっていません。まさに自然が描いた芸術的な石であり、古来より、この不思議さや美しさは尊崇の念を集め、儀式などに使われてきた歴史があります。そして、この鉱物は、ピクチャージャスパーの中でも特別なものです。その模様の美しさはもちろん、なんといっても、高さ18センチ、重量1820グラムというメガサイズの標本です。「柱」といって良いほどの存在感があります。
まるで風景画のようではありませんか。下部は大地、中央は山々や森林、上部は天空のように見えます。また一つとして同じ模様がありません。温かみのあるアースカラーを中心に全体が見事に調和しています。
マンガンの自然な結晶成長が墨汁のにじみのように見え、山水画のようにも感じられます。古代人は、ピクチャージャスパーに秘めた力があると考え、災害や危険から身を守るための長旅のお守りとして重宝していたようです。確かに、科学的な知見が少ない時代に、自然にこんな鉱石が落ちていれば、何か意味のあるものだと感じてしまいますね。
濃い黒い部分は、マンガンの結晶が自然に成長したものと考えられています。もしこれを人間が描いたとしたら、「グレーの使い方がうますぎる!」と思わず唸ってしまうほどの色合いと模様ですね。また、細かな枝葉のように見える部分は、マンガンの樹枝状結晶であると考えられます。いわゆるデンドライトですね。
どの面も、見事としか言いようがないほどの出来栄えです。まるで山の上から眼下に広がる海や湖を眺めているような構図に見えてきます。右下は崖のようにも感じられますね。
曇天の中、木々が湖面に映っているようです。人間の想像力がそう思わせるのでしょうが、それにしても美しい風景です。
高さ18センチ、底部の一辺は6センチ以上もあります。この存在感と高級感が写真から伝わると良いのですが、実物を前にすると、さらに迫力が感じられると思います。
下部をアップで撮影しました。なんと、マンガンの樹枝状の結晶が無数に見られます。一見、木々やシダの化石に見えますが、あくまで鉱物の結晶が成長した結果なのです。自然は偉大なアーティストですね。
こちらの面は、オフホワイトとマットブラックのコントラストが素晴らしいです。前の写真のように近くで細部を見ると、驚くほど細かな模様が見られますが、引いて観察すると、また異なる味わいを持っています。見る面や、どこに焦点を当ててみるかによって、見え方が異なるのが面白いですね。
鉱物コレクションとしてはもちろん、インテリアとしても非常におすすめです。アースカラーですので、どんなものとも馴染みが良いですし、モース硬度は7と非常に硬いため、取り扱いもしやすいです。
厚みがあるため、立てても安定します。
底部です。一辺6センチ強。
左右18センチ、表面は職人の手により丁寧にポリッシュがかけられています。
100円玉との比較。これを超えるピクチャージャスパーはあるのか!?と思ってしまうほど、素晴らしい標本です。美麗な風景、落ち着いたアースカラー、遠くから眺めても近くから観察しても、それぞれに味わい深い模様があり、見ていて飽きることはありません。ぜひ、メインのインテリアとして展示してください!
価格:
商品ID:ot3921
時代:Unknown
産地:中国
サイズ:18cm×6.5cm×厚6.2cm 1860g
商品説明:これを超えるピクチャージャスパーはあるのか!?1.8kgオーバーの巨大サイズ、高級感、色合い、4面すべて異なる模様 ― 「至上の」ピクチャージャスパー(Jasper)
この商品は売却済みです。
このウィンドウを閉じる