こちらはカンブリアモンスターとして知られるアノマロカリスの前部付属肢の部分です。カンブリア紀の生物を詳しく知らなくても、アノマロカリスだけは知っている、という人も多いのではないでしょうか。カンブリアモンスターの代表格と言える存在です。と同時に、当時の食物連鎖の頂点に君臨していた生物としても知られています。こちらの化石は中国雲南省チェンジャン動物群で採集された標本です。頭部前方から生えた付属肢が見事に保存されています。
本体中央やや左に保存されています。
ご覧のように、層構造をなしており、数枚層を剥がしたところから発見されたことが分かりますね。
アノマロカリスは、前にある特殊な腕(付属肢)を使って獲物を捕まえていたと考えられています。この腕は、捕食者、アノマロカリスを代表する部位と言えるでしょう。「アノマロカリス」という名前は、ギリシャ語で「奇妙なエビ」という意味です。約5億年前のカンブリア紀に生きていた生き物で、その生態は未だ解明されてはいません。まさに「奇妙な生き物」です。体にたくさんの節があるため、アノマロカリスは節足動物に分類されています。同じ節足動物であるエビに似ていることから、この名前が付けられたと言われています。
裏面です。澄江動物群の化石の多くはこのような非常にきめ細かい頁岩で、層をなしています。
側面からご覧いただきましょう。少しずつ積み重なったことが分かりますね。流れが悪く酸素が行き渡らない環境(嫌気性の環境)で少しずつ堆積物が溜まっていったことを表していますね。
付属肢13ミリほど、母岩77ミリほどあります。
100円玉との比較。カンブリア紀の化石コレクター必見、あのアノマロカリスの前部付属肢の標本です。
価格:
商品ID:ot3918
時代:古生代カンブリア紀(5億4200万 -- 5億500万年前)
産地:中国雲南省
サイズ:本体直線距離1.3cm 母岩含め全体7.7cm×6.7cm×厚1.2cm
商品説明:カンブリア紀の化石コレクター必見、あのアノマロカリス(Anomalocaris)の前部付属肢の標本
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