こちらは東南アジア、ミャンマー産の琥珀、バーマイトです。バーマイトは白亜紀中期(約1億年前)のものとされています。中からは昆虫や動植物が発見されており、当時の環境を知る重要な手がかりになります。この標本の内部には、昆虫の姿が見られます。
先程示した昆虫は写真中央のやや右上にいます。
他にも様々な植物の断片が含まれています。バーマイトは世界的にも非常に古い琥珀ですが、比較的透明度の高い個体が多く、内包物を確認しやすい特徴があります。
琥珀が堆積している岩石に含まれるジルコンを使った年代測定の結果、約9879万年前であることが示されています。
昆虫を拡大して撮影しました。
当時の環境については諸説ありますが、海岸近くで、熱帯雨林が広がっていたと考えられています。樹木から分泌された樹脂が浅海へと運ばれ堆積し化石化したものが、バーマイトだと考えられています。というのも、一部のバーマイトの中には、アンモナイトのプゾシアやサンゴや牡蠣などが含まれているためです。また一部には淡水性の昆虫も存在することから、海と河川が入り交じる、いわゆる汽水域だったと考えられています。
蛍光灯下で見ても、十分な透明度があります。バックライトをあてると内包物がシルエットとして浮かび上がってきます。
左右15ミリほどあります。
100円玉との比較。約1億年前の古き琥珀、バーマイトです。
価格:¥3,600
商品ID:ot3879
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Myanmar
サイズ:1.5cm×1cm×厚0.4cm
商品説明:虫入り!琥珀コレクター注目のアンバー、恐竜時代の琥珀、バーマイト(Burmite)
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