こちらは、ミャンマー北部の渓谷で発掘される非常に古い琥珀で、バーマイトまたはカチン琥珀として知られています。この琥珀は、白亜紀中期に樹木から出た樹液が化石化したものと考えられており、昆虫や節足動物、植物片などを内包していることがあります。そのため、当時の環境を知るための貴重な手がかりとなると言われています。
写真の左側にある大きな黒い影は、昆虫ではないかと思います。通常、琥珀に含まれる虫の大きさは数ミリ程度ですが、これは1センチ弱もあり、非常に大きなものです。最初は、こんな大きな虫が含まれているはずがないと思っていましたが、頭部の輪郭や中腹部から見える足などから、やはり昆虫だと判断しました。
こちらは頭部をアップで撮影した写真です。右側には、足のように見える物体が分離して映っています。
指と比較すると、この虫がいかに大きいかがよくわかると思います。バックライトをあてると虫がシルエットとして浮かび上がります。
肉眼でも十分のその輪郭が分かります。
他にも様々な内包物が含まれています。
こちらには別の虫が確認できます。昆虫は古生代デボン紀に出現し、それ以来、形態を大きく変えることなく、多様性を広げながら現代まで生き延びてきました。
ズングリムックリとした姿をしています。丸みを帯びた体型が特徴で、しっかりとした存在感があります。
こちらは尾部です。
この虫は左右約21ミリほどの大きさです。写真の右側に見える大きな虫は、1センチ弱のサイズで、非常に存在感があります。
100円玉との比較。1センチ弱の非常に大きな虫を内包した白亜紀中期の琥珀、バーマイトです。
価格:
商品ID:ot3840
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Myanmar
サイズ:2.1cm×1.1cm×厚0.3cm
商品説明:肉眼でもはっきり見える、1センチ弱の非常に大きな虫を内包した白亜紀中期の琥珀、バーマイト(Burmite)
この商品は売却済みです。
このウィンドウを閉じる