こちらは中国湖北省の後期古第三紀から初期始新世の地層で発見された、コイ目の魚類であるジアンガニクチス・フベイエンシスの化石です。丸みのある頭部とふくよかな体が特徴で、現代のコイに似た特徴を持っています。
全体的に魚体がよく保存されており、各種のヒレも残っています。
頭部をアップで撮影しました。眼窩底やエラ、吻部(小さな歯も含む)などがしっかりと保存されています。
二方向に伸びた尾びれもほぼ完全な形で保存されています。
ジアンガニクチスは、最も古いコイの仲間とされています。「原始的なコイ」と呼んでも良いでしょう。属名の「ジアンガニクチス」は、最初に J. hubeiensis の化石が発見された「江漢」(Jianghan)に由来しています。ちなみに、「ichthys」はギリシャ語で「魚」を意味します。
裏面です。いくつか接着痕が見られますが、丁寧に処置されています。
非常に薄い化石ですので、丁寧にお取り扱いください。
母岩は15センチ強で、本体は約11センチほどの大きさです。
100円玉との比較。約5000万年前の原始コイ、ジアンガニクチス・フベイエンシスの全身化石です。
価格:¥19,000
商品ID:ot3793
時代:新生代第三紀(6600万--260万年前)
産地:中国、湖北省
サイズ:本体11.2cm 母岩含め全体15.5cm×14.7cm×厚0.5cm
商品説明:約5000万年前の原始コイ、ジアンガニクチス・フベイエンシスの全身化石
このウィンドウを閉じる