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ベリーレア!2007年のツーソンショーでお披露目されたオールドコレクション!絶滅古代カイギュウ、ステラーカイギュウ(Hydrodamalis gigas)の肋骨化石/新生代第四紀(260万年前 -- 現在) 化石セブンスマホ専用サイト


マニアック&レアを地で行く希少標本をご紹介します。こちらはアラスカのセントローレンス島で発見されたステラーカイギュウの肋骨の化石です。ステラーカイギュウは、かつて存在していた巨大な海牛です。海牛とは水中で生活する哺乳類のグループで、現世種ですと、ジュゴンやマナティなどが含まれています。ジュゴンやマナティは比較的暖かい地域に棲息していますが、絶滅種のステラーカイギュウはベーリング海に棲息していました。ベーリング海はアラスカの西部に位置し、アリューシャン列島の島々に囲まれている、とても寒冷な海域です。冬季には氷が形成されることもあり、夏季でもさほど海水温は上がっていません。一方で、魚が豊富に生息する地域としても知られており、現世においても、クジラ、アザラシ、セイウチなどの海洋哺乳類も見られます。


ステラーカイギュウは、非常に巨大で、成長すると8メートルを超える個体がいたともされています。寒冷な地域に生息する動物種は体が大きくなる傾向があるという、ベルグマンの法則が存在します。同じ生物グループであっても、寒冷な地域に生息している個体群のほうが、温暖な地域に生息する個体群よりも、体が大きくなる傾向がある、という法則なのですが、これは体が大きい方が、寒冷な環境で生息するには、より効率的に体温を保つことができるためと言われています。熊などがわかり易い例でしょうか。こちらのステラーカイギュウの場合も、同様で、巨大な体躯は、寒冷なベーリング海で生存するための適応の結果と考えられます。


こちらの標本は、約17年前の2007年2月に開催された世界最大の鉱物化石ショー、ツーソンミネラルショーで米国のディーラーによって披露されたものです。このような貴重な標本はめったに見られない、まさに掘り出し物と言えるものですね。


表面には細かなディテールが保存されています。見ると有機的な味わいがあるようにも見えますが、実際には完全に化石化してカチコチになっています。年代については、米国のディーラーによると更新世末期、つまり、およそ1万年前であるとされています。


ステラーカイギュウは18世紀末頃に絶滅したと推測されています。この海洋哺乳類はかつて人間と同じ時代を生きており、狩猟の対象とされ、乱獲の結果絶滅したと考えられています。彼らの肉や皮が貴重な資源として利用されたという説が有力です。この化石はより古い時代のものですが、その当時はまだ悠々とベーリング海を泳いでいたのかもしれませんね。


さすがは巨大なカイギュウの肋骨です。非常に太い。


カットされた断面。


肋骨の部分化石といえど、17センチもあります。


100円玉との比較。絶滅古代カイギュウ、ステラーカイギュウの肋骨の化石です。

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価格:¥62,000

商品ID:ot3697

時代:新生代第四紀(260万年前 -- 現在)

産地:St. Lawrence Island, Alaska

サイズ:17.1cm×4.8cm×厚3.8cm

商品説明:ベリーレア!2007年のツーソンショーでお披露目されたオールドコレクション!絶滅古代カイギュウ、ステラーカイギュウ(Hydrodamalis gigas)の肋骨化石

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