こちらはジュラ紀の絶滅古代魚、ダペディウムの全身化石です。ダペディウムは極めて希少な魚化石として知られ、コレクターの間で高値で取引されています。特徴的な丸い魚体は細かい鱗で覆われています。
ダペディウムは積極的なハンターであり、エビやカニなどの甲殻類や貝を鋭い歯で噛み砕いて捕食していたと考えられています。ダペディウムは短くも強靭な歯の持ち主であった
こちらが吻部です。ダペディウムの個体は極端に少なく、全身が保存された化石となると、その希少性はさらに高まります。博物館でさえ所有しているケースが少ないことからも、いかに個体数が少ないかお分かりいただけるでしょう。世界的な化石産地の一つであるドイツ・ホルツマーデンから採集されることが多く、ご覧の通り深い褐色を呈します。
ご覧の通り、眼が入るソケットや細かな鱗など、ディテールもよく保存されています。特に独特な四角形の鱗にご注目ください。
こちらは尾びれです。尾びれは明確に二つに分かれていません。回遊魚というより、一定の地域に住まう運動量が決して多くないタイプの魚だった可能性があります。この頑強そうな尾びれを使い、強いターン(突然方向を変えること)ができたという説もあります。また、一説によると、欧州に生息していたダペディウムは、ジュラ紀に存在した海の一つであるテチス海の大陸棚周辺(浅海)に生息していた可能性が示唆されています。ホルツマーデンのほか、イギリスのドーセット(ライム・レジス)などでも発見されています。
四角形に切り取られた母岩の中央に、本体が鎮座しています。バランス良しです。
裏面です。分かりやすい接着痕が見られます。比較的柔らかい岩質であるホルツマーデン産の標本でよく見られる痕跡です。接着は分かりやすく、かつ丁寧に行われています。ホルツマーデンは、ジュラ紀前期のかなり古い時代の地層であり、ポシドニア頁岩と呼ばれるきめ細かい岩質からは、魚竜、ウミユリ、頭足類、古代魚など世界的な標本が何度も発見されています。時代が古いにもかかわらず、状態の良い化石が発見されることで知られています。ダペディウムはホルツマーデンを代表する、レアな魚化石です。その証拠に、ダペディウムはレプリカとしても販売されています。本物の化石がいかに入手困難であるかがお分かりいただけることでしょう。
最厚部23ミリほどあります。
本体直線計測118ミリ。
100円玉との比較。世界的に名の知れたブランド産地、ドイツ・ホルツマーデンから発見された、非常に希少な古代魚、ダペディウムの全身化石です。
価格:¥132,000
商品ID:ot3605
時代:中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前)
産地:Holzmaden, Germany
サイズ:本体直線距離11.8cm 母岩含め全体16.9cm×12.8cm×厚2.3cm
商品説明:ベリーレア!オールドコレクション!博物館級標本、世界的に名の知れたブランド産地、ドイツ・ホルツマーデンから発見された、非常に希少な古代魚、ダペディウム・プンクテイタム(Dapedium punctatum)の全身化石
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