こちらは神戸層群にて発見、採集されたハンノキ属と思しき葉の化石です。一部のコレクターの人気を集めている国産の植物化石です。
神戸層群は約3400万年前から2300万年前までの生物の化石が眠っていると考えられています。さまざまな植物の化石が採集されますが、こちらはハンノキ(カバノキ科)に分類される葉と考えられます。落葉広葉樹です。
ディティールまでよく保存されています。
まるで生の落ち葉のように見えますが、実際にはカチコチの石です。
母岩に張り付くように保存されています。これは泥などに埋もれた葉が長い年月をかけて化石化した状態と考えられます。
側面からご覧いただきましょう。母岩が非常にきめ細かい頁岩であることが分かります。もともと粘土鉱物を多く含有したきめ細かい泥だったと思われます。
紙粘土のような非常に粒子の細かい石です。粘土鉱物を多く含む泥が石になるとこのような質感を帯びます。
底部を撮影。部分的に化石が見られます。ラフではありますが、平らにカットしてありますので、安定的に展示できます。
横幅127ミリもあります。もともと相当大きな葉だったと思われます。ちなみに、こちらの標本には巡検記録が残されています。採集年月日は1988年10月2日/神戸市北区と記録されています。
100円玉との比較。神戸層群より発見されたハンノキ属の葉の化石です。ディティールまで保存されている点にご注目ください。
価格:¥4,600
商品ID:ot3420
時代:新生代第三紀(6600万--260万年前)
産地:兵庫県 日本
サイズ:母岩含め全体12.7cm×7.4cm×高6.4cm
商品説明:国産化石マニアックシリーズ!神戸産カバノキ科ハンノキ属(Alnus)の葉っぱ化石。カバノキ科ハンノキ属。採集年月日:1988年10月2日/神戸市北区
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