こちらはドイツのジュラ紀の地層より採集されたサッココーマという棘皮動物の化石です。丸い体に細長い管がいくつも繋がっています。
ドイツという名前と、この白い石灰岩をご覧になって、気づいた方も多いでしょう。そうです、こちらの化石は世界的に有名な化石産地、ゾルンホーフェンで採集された標本です。
写真中央の膨らんだ部分から放射線状に細い管が伸びています。これがサッココーマです。サッココーマは浮遊性の海洋生物でジュラ紀にしか棲息していなかったと考えられています。
現世にもヒトデやウミユリといった棘皮動物は居るものの、サッココーマはどの生物とも似ていません。中央部には口器が備わっており、触手を用いてプランクトンを捕食していたと考えられています。
手のひらいっぱいに広がる大きな母岩。縁部にはデンドライトが見られます。
側面を撮影。およそ8ミリほど。
最大部16センチほどの母岩にはいくつかのサッココーマとデンドライトが居ます。
100円玉との比較。ジュラ紀の海洋生物、サッココーマのマルチプレート化石です。
価格:¥7,200
商品ID:ot2940
時代:中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前)
産地:Solnhofen, Germany
サイズ:母岩含め全体16cm×14.6cm×厚0.8cm
商品説明:大判!ドイツ・ゾルンホーフェン産ジュラ紀の海洋生物、サッココーマ(Saccocoma tenella)のマルチプレート化石
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