こちらは、直径最大部113ミリに達する久々に登場した大判遊色アンモナイト(マダガスカル産クレオニセラス)です。クレオニセラスは10センチを超えるとかなり大きく希少ですが、113ミリともなれば滅多に出会えない「特大」サイズと言って良いでしょう。加えてご覧の通り、美しい虹色の遊色が広範囲に見られる美品です。表面にはコーティングが施されていないナチュラルなタイプなので、自然な輝きと遊色を楽しむことができます。
最外殻が保存されているタイプの遊色アンモナイトは、どこか淡く、幻想的な雰囲気を醸し出します。遊色は英語で「イリデッセンス(Iridescence)」と書きます。この現象はアンモナイトの殻に限ったものではありません。実際、クジャクやカワセミ、ハチドリ、ムクドリなどの動物でも見ることができ、さらには一部のベゴニアなどの植物にも見られる現象です。
非常に美しい赤から緑へのグラデーション。__kaigyou____kaigyou__光が当たると、まるで蛍光色のように輝きます。光の当たる角度がぴったり決まった瞬間には、まるで雷が走ったかのように美しい色合いが出現します。このダイナミックな現象は写真ではお伝えしきれません。ぜひ実物を手に取ってご自身の目で体験していただければと思います。大判標本でしか味わえない、大胆で魅力的な色の変化をお楽しみいただけます。
イリデッセンスは動植物だけにとどまりません。CDやDVDのディスクの表面が虹色に輝くのを見たことがある人も多いのではないでしょうか。あれも遊色の一つです。また、道路に落ちた油の膜が虹色に見えることがありますし、ラメ入りのアイシャドウでも遊色が現れます。これらは「薄膜干渉」と呼ばれ、薄い干渉面によって可視光の一部の色だけが取り出される現象です。
本標本の表面、裏面どちらにも素晴らしい虹色の遊色が見られます。さらに、ブルーからレッドまでのフルスペクトルの可視光を楽しむことができます。ここまで明瞭に虹色を堪能できる標本は、滅多に出会えません!
ちなみに、真珠の殻の虹色の輝きも代表的な遊色の一つです。
ぜひ実物で、このフルスペクトルの遊色をお楽しみください。
側面から撮影しました。直径113ミリの標本ともなれば、厚みもかなりあります。最厚部は29ミリもあり、手のひらにずっしりとした重みが伝わってきます。
直径最大部113ミリもある、巨大なイリデッセンスアンモナイトです。
100円玉との比較。両面ともに遊色が広範囲で認められ、しかもナチュラルです。
価格:
商品ID:an2563
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Madagascar
サイズ:直径11.3cm 厚2.9cm
商品説明:ナチュラルでありながら、この輝き!久々に登場した特大サイズ(直径113ミリ!)の標本。マダガスカル産の虹色アンモナイト、クレオニセラス(Cleoniceras)
この商品は売却済みです。
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