こちらは、古生代デボン紀に繁栄した頭足類の一種、ゴニアタイトです。「アンモナイトにそっくりだけど違うの?」と思ったあなた、鋭いですね。実はゴニアタイトは、アンモナイトの祖先とされる生物の化石です。一般に「アンモナイト」と呼ばれる生物は、中生代に入ってから繁栄しましたが、ゴニアタイトはそれ以前、古生代に栄えました。見た目はよく似ていますが、異なる点も多くあります。それでは、詳しく見ていきましょう。
ゴニアタイトもアンモナイトも、内部が小部屋に分かれている点は共通しています。それぞれの部屋に空気や海水を流入させ、浮力を調節していたとする説があります。詳しくは、コラム「アンモナイトやオウムガイの内部はどうなっていたか?」をご覧ください。
ゴニアタイトの内部構造は、アンモナイトと比べてかなりシンプルでした。まだ天敵が少なく、牧歌的な時代だったことが影響しているのかもしれません。研磨すると、幾何学的な美しい模様が現れます。
ジグザグの縫合線が特徴的です。縫合線とは、殻の表層部に現れる骨格の模様のことで、時代や種類によって大きく異なります。
裏面です。平らにカットされています。
厚みは約2センチあります。
直径の最大部は119ミリです。ゴニアタイトとしては、かなり大型ですね。
100円玉との比較。これは、古生代デボン紀に大繁栄したアンモナイトの祖先、ゴニアタイトの化石です。
価格:¥4,200
商品ID:an2559
時代:古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前)
産地:Morocco
サイズ:本体直径11.9cm 厚2cm
商品説明:大判、直径119ミリ!古生代デボン紀に大繁栄したアンモナイトの祖先、ゴニアタイト(Goniatite)の化石
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