こちらは、ネパールのヒマラヤ山脈で採集されたアンモナイトです。ヒマラヤにはジュラ紀の地層が広がっており、このような褐色のアンモナイトが見つかります。 「なぜ、あんな高地から海の生き物の化石が?」と不思議に思うかもしれませんが、これは地球の造山運動によるものです。ヒマラヤ山脈は、アジアとインドの地層がぶつかり合い、隆起して形成されました。その過程で、もともと海だった地層が地殻変動によって押し上げられたと考えられています。
この標本は、「ノジュール」と呼ばれる石の塊の中から見つかったものです。この地域のアンモナイトは、こうした形で発見されることがよくあります。ノジュールは、アンモナイトの遺骸のまわりに堆積物が集まり、固まってできたものです。内部の化石は、いわばこの石のバリアによって守られるため、酸化や風化を受けにくく、良い状態で保存されやすいのです。
こちらは本体側が保存された、いわゆる「ポジティブサイド」です。
そして、こちらは化石の痕跡と内部の構造が残された「ネガティブサイド」です。ノジュールを割る際に、表面の一部が剥がれ、このように内側が見える状態になることがあります。これは、ノジュールのネガティブ標本ならではの特徴です。
こちらは裏面です。表の同一個体が一部、裏側に露出しています。
このように、パズルのピースのようにぴったりと合います。ネパール産のノジュール標本の中でも、かなりずっしりとした重さがあります。
ネガポジ合わせると、約9センチほどあります。
100円玉との比較。ネパール・ヒマラヤ産のジュラ紀のノジュール型アンモナイトです。ずっしりと重い存在感のある標本です。
価格:
商品ID:an2548
時代:中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前)
産地:Nepal
サイズ:直径6.5cm 母岩含め全体(ネガポジ合わせて)9.7cm×9.5cm×厚3.7cm
商品説明:ずっしりと重く存在感あり!ネパール・ヒマラヤ産のジュラ紀のノジュール型アンモナイト(Ammonite)
この商品は売却済みです。
このウィンドウを閉じる