こちらはイングランド・ヨークシャーで採集されたジュラ紀のアンモナイト、ダクチリオセラスです。ダクチリオセラスはジュラ紀中期にヨーロッパを中心に広く繁栄していました。イングランド産のものですが、ドイツのホルツマーデンで産出される、より黒みを帯びた瀝青質の標本も有名です。イングランドの標本は比較的立体的で、ノジュール起源のものが多く、保存状態も非常に良好です。
ダクチリオセラスはどちらかというと”ゆる巻き”タイプで、ご覧のように何重にも巻いています。開口部かけて管が大きくならないのも、ゆる巻きの特徴です。アンモナイトの巻き方についてはコラム「正常巻きアンモナイトの巻き方 ~密巻きとゆる巻き~」を御覧ください。
ノジュール型標本ゆえに、保存状態は非常によく、肋(ろく)が立体的に保存されています。
裏面です。平らにカットされていますので、平置き時に非常に安定します。
ダクチリオセラスと言えば、この細かな肋模様が特徴ですので、こうしてほぼ完全な形で保存されているのは嬉しいですね。しかも、立体的に。
側面から見ると、立体感がよく伝わるでしょうか。
直径最大部54ミリほどあります。
100円玉との比較。イングランド・ヨークシャーのジュラ紀の地層から採集された、ダクチリオセラスの立体標本です。
価格:¥4,800
商品ID:an2547
時代:中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前)
産地:Yorkshire, England
サイズ:本体直径5.4cm 母岩含め全体7.1cm×5.2cm×厚1.7cm
商品説明:立体的!イングランド・ヨークシャーのジュラ紀の地層から採集された、ダクチリオセラス(Dactylioceras)の化石
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