こちらは米国サウスダコタ州で見つかったアンモナイト、ホプロスカフィテスのハーフカット標本です。白い隔壁のラインが美しいです。
アンモナイトの殻の内部は、種類に関係なく個別の部屋に分かれています。内部には海水や空気が出入りでき、浮力を調節することができたという説があります。小部屋は、写真に見られる白いラインの隔壁によって仕切られています。詳しくはコラム「アンモナイトやオウムガイの内部はどうなっていたか?」を御覧ください。
小部屋は本来、完全な空洞だったと考えられていますが、現在では堆積物(カルサイトなどの珪酸塩鉱物)が付着しています。
表側です。堆積物が付着していますが、それでも、ホプロスカフィテスの特徴的な脈(肋)が見られます。
縁部を撮影しました。細かな肋模様が剥がれた部分から、縫合線が顔を覗かせています。縫合線とは、殻の最も外側の骨格が露出した部分で、白亜紀後期のアンモナイトの縫合線は非常に複雑であることで知られています。特に、ホプロスカフィテスは白亜紀の最後の時期であるマーストリヒチアンから、新生代の暁新世初期まで生き残っていたと言われており、最も若いグループの一つです。
側面から撮影。中央でカットされた標本です。
直径最大部54ミリほどあります。
100円玉との比較。市場ではあまり見かけない米国サウスダコタ州産のアンモナイト、ホプロスカフィテスのハーフカット標本です。美しい断面にご注目ください。
価格:¥3,200
商品ID:an2486
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:South Dakota, U.S.A.
サイズ:アンモナイト直径5.4cm 厚1.2cm
商品説明:美しい断面にご注目!珍しい!米国サウスダコタ州産のアンモナイト、ホプロスカフィテス(Hoploscaphites)のハーフカット標本
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