こちらは古生代デボン紀の海中に棲息していた頭足類、ゴニアタイトです。最も古い頭足類の一つで、あのアンモナイトの祖先とされる生物の殻の化石です。
ゴニアタイトはヨーロッパ、アジア、北米、アフリカとさまざまな地域から化石が採集されることから、当時、世界的に繁栄していたと推察されます。
ゴニアタイトは殻の表層の骨格の複雑性を表す、縫合線が非常にシンプルであることで知られています。ただ、ゴニアタイトの歴史としては最後尾にあたるペルム紀頃のゴニアタイトの中には、複雑な縫合線を持つものが現れていました。時代を経るごとに殻の内部を軽量化しつつ強度を保つ必要性に迫られていたのかもしれませんね。
こちらのゴニアタイトの縫合線は非常にシンプルで、2,3回、ジグザグに引っかかれたようなラインを描いています。典型的なゴニアタイトの縫合線と言えます。
もっとも厚いところでおよそ26ミリ。ゴニアタイトとしてはかなり立派な個体です。
裏面はカットされています。
表面は丁寧に磨かれ美しい光沢が備わっています。直径最大部134ミリという大判標本です。
100円玉との比較。古生代を代表する頭足類、ゴニアタイトの大判化石です。
価格:¥5,900
商品ID:an2160
時代:古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前)
産地:Morocco
サイズ:ゴニアタイト直径13.4cm 厚2.6cm
商品説明:直径最大部134ミリ!美しい縫合線と光沢が保存された、古生代を代表する頭足類、ゴニアタイト(Goniatite)の大判化石
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