こちらは「生きた化石」として知られる、オウムガイ。マダガスカル産ジュラ紀の標本です。
飴色にメノウ化したオウムガイ。微妙に光を通すため、展示方法によっては驚くような美しい姿を堪能できます。
オウムガイは古生代から現世までほとんど姿を変えることなく続いている、非常に珍しい生物です。4億年という途方もなく長い期間、姿や生態を変えることない生物はほとんどありません。「生きた化石」のなかでも、特別な存在と言っても良いかもしれません。
同じ頭足類のなかでも積極的に進化を遂げたアンモナイトをはじめ、多くの頭足類は白亜紀末期に姿を消しましたが、オウムガイだけ乗り越え現世に至っています。他の頭足類と何が違ったのでしょうか。むしろ、オウムガイのほうが原始的な構造をしている点が面白いですね。
オウムガイは総じて非常に幅広です。断面を見るとすぐそれと分かります。開口部の中央に連室細管といって内部の小部屋を貫いている管の痕が見えますね。実物だともっとよく分かります。
一部メノウ化しています。
光を当てると透明の部分が輝きだします。これは実物のほうが圧倒的に美しいでしょう。ぜひお試し下さい。
直径最大部63ミリ。厚みがあるので、想像より大きく重たく感じるでしょう。
100円玉との比較。飴色の美しいオウムガイです。
価格:¥11,000
商品ID:an1996
時代:中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前)
産地:Madagascar
サイズ:本体直径6.3cm 厚4.3cm
商品説明:一部半透明で光を通す!飴色に輝く美しきオウムガイ(Nautilus)の化石
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