こちらは約1億年前(中生代白亜紀)の北アフリカに生息していた、史上最大級の獣脚類恐竜、スピノサウルスのハンドクロウの化石です。ハンドクロウとは、手爪のことです。フットクロウ(脚爪)に比べてシャープで鋭いのが特徴です。こちらの標本は、ロングカーブ計測で17センチと非常に長いことに加え、過去取り扱い標本のなかでも、とりわけ分厚く重いのが特徴です。史上最大級の獣脚類恐竜にふさわしい重厚感があります。
上1/3に接着痕がありますが、丁寧に処置されています。
手のひらと比較すると分かる、この大きさ。
接着は丁寧に施されています。
根本にかけて厚みを増し、ずっしりとした重みが手のひらに伝わってきます。
根本から先に向かって凹んでいる部分は、血抜き溝と言います。爪にかかる圧力を減らし、抜きやすくし、折れにくくする効果があったと考えられます。
スピノサウルスは以前は陸生恐竜と考えられていましたが、現在では研究が進み、現世のワニのように水陸両生だったと考えられるようになりました。成長すると10メートルを優に超える巨体を支えるには、水中のほうが合理的だったようです。また、背中のユニークな帆は、体温を発散するためにあったという説があります。巨体を維持するための進化だったようですね。
過去取り扱い標本の中でもとりわけ分厚いルート部分。
ハンドクロウはご覧のようにシャープで鋭い形状をしています。
ハンドクロウらしからぬ、非常に分厚い根本。手の指へと続く面です。
上側のカーブに沿って17センチほどある、極めて立派なハンドクロウの標本です。
100円玉との比較。長さはもちろん非常に厚みがあり、ずっしりとした重みがあります。まさに、史上最大級の肉食恐竜の一つ、スピノサウルスのハンドクロウです。
価格:¥248,000
商品ID:di1682
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Atlas Mountains, Kem Kem Basin, Morocco
サイズ:カーブ計測17cm 厚2.8cm
商品説明:歴代標本トップクラスのサイズ、厚み、重さを誇る、史上最大級の獣脚類恐竜、スピノサウルス(Spinosaurus)のハンドクロウ(手爪)化石
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