こちらはモロッコの白亜紀の地層(ケムケム層)で発見された小型獣脚類、ラプトルの仲間の歯化石です。ラプトルは現在の鳥の祖先に近い恐竜として知られ、敏捷かつ狡猾だったとされています。
両顎には鋭い歯化石を多数持ち、小動物などを積極的に捕食していたと考えられています。ご覧のように歯の縁部には鋭いセレーション(ギザギザの部分)が見られます。
ラプトルの歯の化石は、体のサイズに見合った大きさで、それほど大きくはありません。しかし、鋭い鋸歯状の縁や尖った先端を持ち、彼らが恐ろしいハンターだったことを物語っています。
比較的扁平ではありますが、しっかりとした厚みもあります。
両面ともにエナメル質が保存されています。
エナメル質は、堆積環境による鉱物の置換の影響で色が変化します。モロッコのケムケム層から出土した標本は、たいていこのような茶色をしています。
根元から撮影したものです。意外にも太く、しっかりとした歯の化石です。平均的な標本と比べても、太めのタイプの歯化石ですね。
長辺計測で22ミリほどあります。ラプトルの歯化石としては平均的な大きさです。
100円玉との比較。モロッコ・ケムケム層から見つかった約1億年前のラプトルの仲間の歯化石です。
価格:¥21,000
商品ID:di1677
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Kem Kem basin, Morocco
サイズ:ロングカーブ計測2.2cm
商品説明:人気!モロッコ・ケムケム層から見つかった約1億年前のラプトル(小型獣脚類)の仲間の歯化石
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