この圧倒的な存在感!史上最大級の肉食恐竜の一つとされるスピノサウルスの巨大な歯の化石です。スピノサウルスの歯化石は大きいものが多いですが、10センチ前後になるとその数は急激に減少します。その中でも、この化石は「巨大」と言えるサイズです。
ご覧のように、非常に良い形状で、すっと伸びた美しい歯の化石です。
手のひらに乗せると、その大きさ、迫力が伝わることでしょう。
どの角度から見ても美しいです。この巨大な歯を上下の顎に並べ、スピノサウルスは白亜紀の大きな硬骨魚類やエイを捕食していました。以前は陸生恐竜と考えられていましたが、近年の研究で水中にも適応した恐竜であることがわかりました。現在では、ワニのような水陸両生の生物だったとされています。
長さばかり、強調しましたが、根本だけを眺めると非常に太く、手のひらにずっしりとした重みを感じます。
スピノサウルスの歯化石の特徴は、先端が尖っており、縁部にはセレーションのようなギザギザした部分が見られないことです。これは獲物を突き刺すことに特化していたためと考えられています。肉を引き裂くのではなく、突き刺して喉奥に放り込み、丸呑みするのに適していたと考えられます。
スピノサウルスは現在の北アフリカにあたる地域で、約1億年前にデルタ(湿地帯)に棲息していたと考えられています。そのあまりにも大きな体躯を支えるには、水性生活のほうが合理的だっただろうという見解が近年の研究で発表され、スピノサウルスの生態が見直されています。現在では復元図もこれまでの陸生恐竜のイメージから、水陸両生の姿へと変化してきています。
同じスピノサウルスの長さ3センチ程度の歯化石と比較してみました。長さが3倍程度だからといって、我々が感じる印象も3倍程度とは限りません。面積で9倍、体積(重量)で27倍もの違いがあり、長さが3倍違うだけでは、比較対象にもならないのが実際のところです。巨大な歯の魅力を感じていただけたでしょうか。
根本から撮影しました。これが体積27倍の迫力です。
これほどの歯化石を支える顎の力は、一体どれほどだったのでしょうか。現代のワニでさえ、凄まじい咬合力を持つとされていますが、スピノサウルスの噛む力は一体どれほどのものだったのでしょうか。
長い方の辺にそって約10センチに達する、非常に大きな歯化石です。
100円玉との比較。スピノサウルスの魅力を存分に味わえる、メガサイズの歯化石です。
価格:¥58,000
商品ID:di1669
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Kem Kem basin, Morocco
サイズ:ロングカーブ計測10cm 厚2.9cm
商品説明:これが巨大歯だ!ロングカーブ計測で10センチに達する、圧倒的な迫力を誇るスピノサウルス(Spinosaurus)の巨大歯
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