ブラックな色合いが渋い、絶滅巻き貝ビカリアです。
ビカリアといえば示相化石として有名ですね。教科書で習ったことがある人もいるのではないでしょうか。示相化石とは、化石が採集される地層が当時どんな環境であったのか、推し量ることができる化石のことを指します。具体的には、ビカリアが採集される地層は当時、かなり温暖な環境であったと考えられています。マングローブが生い茂るジャングルのような地域だった可能性があります。
ビカリアの特徴の一つ、トゲ。
こちらのビカリアは日本産です。採集された地層はおよそ1500万年前のもの。ちょうど日本列島が創生された頃に当たります。当時の日本はまだ現在のような日本列島の形をなしていませんでしたが、亜熱帯性の気候で、マングローブが生い茂っていたと考えられています。
そんな時代にの浜辺に棲息していたであろうビカリアの化石です。
100円玉との比較。平均的なサイズで、少し黒っぽく染まったところが面白い標本です。
価格:
商品ID:ot1464
時代:新生代第三紀(6600万--260万年前)
産地:Okayama,Japan
サイズ:5.2cm
商品説明:ブラックな絶滅巻き貝ビカリア(Vicarya sp.)
この商品は売却済みです。
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